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» 2012年01月26日 08時00分 UPDATE

郷好文の“うふふ”マーケティング:仕事はチャットで変えられる? チャットワークでインタビューしてみた (1/3)

仕事で活用しやすいようなシステム「チャットワーク」を作ったEC studio。どんな狙いからサービスを作ったのか、“チャットインタビュー”で聞いてみた。

[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷 好文

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「cotoba


 PCチャット、どのくらい利用していますか?

 私のチャット初体験は1994年。白黒液晶のコンパックのノートPCを電話回線につないで、アメリカ・オンラインに入った。ムボウにもルールも英語もよく分からないうちに、米国人女性2人とチャットを開始。彼女たちの流ちょうなチャットにお邪魔して、恥知らずにも中学英語の作文を入れちまって……sorry about it。ナンパできる英語力がなかったのは残念だが、通信速度がスローなモデムでもリアルタイム会話は痛快だった。

 チャット(=電子雑談)はかなり昔からある。ワールドワイドウェブの普及前にはメーリングリストで情報交換され、その後は電子掲示板が育ち、ICQなどのインスタントメッセンジャーも出てきて、2000年代に入るとSkypeでネット通話、今どきはmixiやFacebookで。チャットはPCの草創期からあり、利用方法としても本流の1つだ。

 それを仕事に使おうというのが日本発のITベンチャーEC studioの「チャットワーク」。EC studioは「プレステ会議(プレイステーションをテレビ会議システムとして活用)」「IT飲み会(売り上げを上げるための情報交換、売り上げを上げるための人脈作り、飲み会中に売り上げを上げること、を目的とした飲み会)」「従業員は40人まで」で知られるユニークな会社。

 どんな狙いなのか“チャットインタビュー”を申し込んでみた。

ポイントは非同期

 チャットワークはインストール不要。FacebookやTwitterなどのアカウント、またはメールアドレスを登録すると使える。

ah_chatwork01.jpg チャットワーク

 さっそく「ビジネスメディア誠 チャットインタビュー」というグループチャットをEC studioの大崎弘子さんに立ててもらった。グループチャットとは、1つの仕事のテーマと考えてよさそう。参加者は同社社長の山本敏行さん、そして専務の山本正喜さん。

 最初はアタフタ。「どう質問して、どう答えてもらおう?」「チャットだからリアルタイム雑談がいいのか、それとも一問一答がいいのか?」と迷って、電子メールっぽく「来週からよろしくお願いします」なんて書いた。すると山本社長から一声。

 「リアルタイムならSkypeの音声の方がいいです。非同期がチャットワークの醍醐味です」

 なるほどお互いの都合のいい時にポツポツ答え合う(=非同期)のがいいのか。そこで「きっかけは?」「効果は?」などインタビューリストを作った。このリストを最初に置いたおかげでチャットがブレなかった。そんなチャットワークインタビューをお送りしよう。

ah_chatwork02.jpg チャットワークインタビューの様子
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