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» 2011年09月27日 08時00分 UPDATE

できる人の脳が冴える30の習慣:ビジネスパーソンの味方、“ブドウ糖”をうまくとる方法 (1/3)

朝食は食べた方がいいのか、食べない方がいいのか。答えは「食べた方がいい」。朝食を抜けばブドウ糖の補給が不足し、その結果、記憶力が低下し、仕事効率が下がってしまう。そこでブドウ糖を上手に補給するポイントを紹介しよう。

[米山公啓,Business Media 誠]

できる人の脳が冴える30の習慣

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 この連載は書籍『できる人の脳が冴える30の習慣』から抜粋、再編集したものです。「頭が冴えない」「仕事が進まない」――ビジネスパーソンなら誰しも一度は経験がある、注意散漫で業務がはかどらない状態。それは、脳が同じ仕事に慣れてしまい、飽きてしまっているのが原因です。脳を効率よく活動させるためには、定期的なリフレッシュが欠かせません。

 脳活性化の第一人者で、医学博士の米山公啓氏は、現代の疲労を抱える忙しいビジネスマンやOLに日常生活のちょっとした工夫や行動で脳を活性化させ、「冴える脳」にする30の方法について本書で紹介しています。


 脳のエネルギー源はブドウ糖だけです。血液中にあるブドウ糖の約50%は脳によって消費されているのです。脳を回転させるにはエネルギーが必要です。具体的には脳には1日120グラムくらいのブドウ糖が必要です。

 糖にはいろいろな種類がありますが、ブドウ糖以外の糖は、脳のエネルギー源にはなりません。

 糖尿病の治療をしていると、ときには食べる量と血糖値を下げるインシュリンの注射の量のバランスが悪くなって、低血糖といって、血液中の糖がゼロくらいにまで(正常の場合、空腹時で100?/dlくらい)下がってしまうことがあります。

 そこまで血糖値が下がってしまうと、脳へいくエネルギーもほぼゼロになってしまうので、脳は機能停止になってしまいます。これは危機的状況です。

 血糖ゼロの状態が数分続けば、脳の神経細胞は壊れてしまい、再生することができなくなってしまうのです。低血糖は時間を争う問題なのです。

 いかに脳にとってブドウ糖が大切なものか、分かると思います。

 そして困ったことに、これほど重要なブドウ糖であっても、脳の中には糖をためておくことができないのです。常に血液から糖を得るしかないのです。

 また、このブドウ糖ですが、普通に食事をしていても、口からそのまま入ってくることは少ないのです。食物を通じて体の中で作られていくのです。

 何から作られるかというと、主食となっているご飯やパン、めん類などのデンプン質の食物がメインになります。ご飯やパンを食べて30分くらいたつと、血液中のブドウ糖(血糖)の量はピークになります。そして次々と脳に送り込まれていくのです。

 また、脳に供給されずに余ったブドウ糖は、筋肉には筋グリコーゲン、肝臓には肝グリコーゲンという形で備蓄され、それが体を動かすときの運動のエネルギー源になっています。ただその量はそれほど多くありません。

 夜11時に寝て朝7時に起きれば、8時間は食事からのブドウ糖の補給がありませんから、筋肉や肝臓にためていたブドウ糖を脳は消費しています。睡眠中も脳はブドウ糖を使っていますから、早朝はブドウ糖不足に陥っています。早朝から頭の働きがなかなか全開にならないのは、ブドウ糖が少なくなり、エネルギーが切れた状態だからです。

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