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日経平均 | 8721.24円 | ▼142.92円 |
売買高 | 14億1621万株 | − |
売買代金 | 9668億1100万円 | − |
値上がり銘柄 | 188銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1398銘柄 | − |
騰落レシオ | 101.92% | ▼10.88% |
欧州金融不安や先週末の大幅高の反動から大幅下落
日本市場が休場となっている間の欧米市場は欧州金融不安に振り回される格好となりました。日本市場でも先週末の大幅高の反動に加え、朝方イタリア国債の格下げのニュースが伝わり、軟調となっていたユーロがさらに安くなったことなどが嫌気されて売り先行となりました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後は底堅く、底堅さが見られユーロが落ち着きを見せると売り急ぐ動きもなく、指数は小動きとなりました。
後場はユーロが一段安となる場面もあり、戻りを鈍さを嫌気して手仕舞い売りも嵩み指数も一段安となる場面もありました。ただ、売り急ぐというよりは買い気の乏しい中でちょっとした手仕舞い売りや見切り売りに押されると言う状況でした。いったん水準を押し下げると、今度は戻れば売りというような展開になり、米FOMC(公開市場委員会)や欧州の金融政策等を見極めたいと言うことで持高調整の売り買いが中心となり、指数には方向感が見られず、ユーロへの反応も鈍く、小動きとなりました。結局最後まで動きは鈍く、終日冴えない、方向感のない展開となりました。
小型銘柄も先週末の反動から大きく売られるものもみられました。主力銘柄以上に買い気に乏しい展開で、ちょっとした見切り売りに押されるものも多くなりました。東証マザーズ指数とジャスダックTOP20は大幅安、二部株指数は軟調ながらも底堅く、日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物はまとまった売り買いも散発的にみられ、その都度指数を動かす場面はあったのですが、方向感を持っての売り買いということでもなく、指数を方向付けるようなこともありませんでした。
先週末の大幅高の反動もあったのですが、依然として欧州金融不安に振り回されています。昨年の春先からもうすでに1年以上、「ギリシャ問題」ということで世界中の市場が振りまわされている感じです。結局は銀行を中心にしっかりとお金が回っているのかどうかということなのでしょうが、各国政府の政策もいろいろな思惑ではっきりとした政策も採れず、あっちが引っ込めばこっちが出っ張るということで右往左往しているのだと思います。米国FOMC(公開市場委員会)などでFRB(連邦準備理事会)がしっかりとした方針を示せるのかECB(欧州中央銀行)がしっかりとした政策を採れるのかが今後の株式市場動向にも影響を与えるのでしょう。
遅行線が日々線に押されるように、日々線の上昇について行けずに大幅下落となりました。日々線も基準線に押された格好ですが、RSIは方向感はみられず、ストキャスティックスもまだ上値余地もあり、転換線のサポートを確認しながら底堅さはみられるのだと思います。
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