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日経平均 | 8616.55円 | △80.88円 |
売買高 | 16億8952万株 | - |
売買代金 | 1兆0457億7800万円 | - |
値上がり銘柄 | 1225銘柄 | - |
値下がり銘柄 | 333銘柄 | - |
騰落レシオ | 109.91% | △9.51% |
米国株高を受けて買いが先行、円高にもかかわらず買戻しを急ぐ動きもあって堅調
米国市場が乱高下ながらも堅調となったことやユーロ安が一服となったことに加え、昨日の大幅下落の反動から買い先行となりました。ただ、円安が進むということでもなく、外国人も相変らず売り越し基調ということもあり、寄り付きの売りが一巡となると手掛かり難のなか、方向感に乏しい閑散とした相場展開となりました。積極的な売り買いの材料に乏しく、昨日まで売られた主力銘柄は買い戻しで高く、幕間つなぎ的に買われていた銘柄は安いという状況であり、また同業種でも高安まちまちとなるなど堅調ながらも方向感に乏しい展開となりました。
後場に入ってからも方向感に乏しい展開となりましたが、値持ちの良さを好感して買い急ぐ場面も見られ、一段高となる場面もありました。ただ、為替に動きはみられず、積極的に買い上がるだけの材料があるということでもなく、買い戻しや値ごろ感からの打診買いはみられるものの、腰の据わった買いがみられるということもなく、上値も限定的となりました。引けを意識するところでも値持ちの良さに反応して買い戻しを急ぐ動きとなり、堅調な引けとなりました。
小型銘柄も堅調なものが多かったのですが、買い戻しを急ぐ動きが少ない分、主力銘柄ほどの上昇とならず、まんべんなく小幅に高いというような状況でした。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均にジャスダックTOP20は揃って堅調となりました。
割安感が強まっていることや金融不安や景気鈍化懸念が世界的に根強いことから、政府・金融当局は何らかの手を打ってくるのではないかということで、売り一巡感も出ているようです。一段の世界的な金融緩和、潤沢な資金の供給がみられると割安感が強いところまで売られていることもあり、ここからは売り込み難いということなのだと思います。円高に対する懸念も根強いのですが、それもまた今更材料視することもないということなのか、円の高止まりを材料視することもなく、方向感に乏しい展開が続きそうです。各国の景気・金融対策がどのようなものかを見極めながらの動きとなるのでしょうが、大きなトレンドが出るにはもう少し時間がかかりそうです。
底堅さも見られる展開となりました。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIはまだ下値余地もあり、下値を探る動きが続くのかもしれません。遅行線が日々線のいったん底値となった日柄に応答しており、戻りを試す動きになる可能性もありそうです。
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