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» 2011年09月06日 07時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:レーバーデーで休場 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>8784.46▼166.28

<TOPIX>755.82▼13.96

<NYダウ>休場

<NASDAQ>休場

<NY為替>76.91△0.12

レーバーデーで休場

 米国市場はレーバーデーで休場となり欧州市場は相変らず金融不安が燻って、すっきりと買い上がると言うわけにはいかないようです。新興国のインフレ懸念は小康状態となりましたがその分、世界的な景気鈍化懸念が強まったということなのでしょう。

 今週はISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が発表になります。製造業景況感指数は予想ほど悪くないということで市場では好感することになりましたが、先週末の予想を大きく下回った雇用統計の発表の後だけに悪化が懸念されます。昨日の欧州市場でも景気鈍化懸念と金融機関に対する懸念が強く、冴えない展開となっていますが、各国の政府・金融当局の施策を見極めるということになりそうです。

 景況感を示す指数は比較的悪いものが多かったのですが、経済指標自体はそれほど、言われるほど悪くないと思います。実体経済という意味ではまだ資金も潤沢に回転していると言えるでしょう。金融機関に対する懸念が信用収縮につながると、「リーマン・ショック」の二の舞になりそうで、ここで政府当局サイドの安心させるようなコメントが欲しいところです。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は先週末の米国株安やユーロ安を受けて売りが先行となりました。寄り付きの売りが一巡となるまでは週末のヘッジ売りの買戻しなどもあり、底堅い場面もあったのですが、外国人が売り越しと伝えられたこともあり、戻りの鈍さを確認して売り直され、大幅安となりました。節目とみられる8800円水準でも下げ止まらず、主力の輸出株を中心に売られて指数を押し下げる動きとなりました。内需関連銘柄の一角は堅調となるものもあったのですが、指数の下支えにはなりませんでした。

 米国市場は休場となりましたが、欧州市場では引き続き世界的な景気鈍化懸念と、金融機関に対する懸念が根強く、大きな下落となっています。いわゆる「リーマン・ショック」時のように金融機関に対する懸念が信用収縮に結びつくと一斉にリスク資産からの逃避や資金の引き上げが起こる可能性があり、政府・金融当局の施策を期待することになりそうです。日銀のETF(上場投資信託)購入も相場の下支えとなっておらず、新たな施策を期待させるようでないと下げ止まりとならないのでしょう。為替の影響の少ない内需銘柄などが引き続き幕間つなぎ的に物色されるのでしょう。

 節目とみられる8800円〜900円水準での底固めとなるのかどうかが注目されます。売られすぎとなっている銘柄も多く、政策期待の買いが入り始めると買戻しを急ぐ動きも出るのでしょうが、買戻しを急ぐだけの決定的な材料がでないと戻りの鈍さから見切売りがかさみ、さらに下値の節目である8500円〜600円水準を目指すことになるのでしょう。日銀のETF買いや政策期待で下げ渋りとなるのではないかと思います。

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