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» 2011年04月20日 08時38分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:予想を上回る住宅指標や企業の好決算を受けて反発 (1/2)

[清水洋介,Business Media 誠]

<日経平均>9441.03▼115.62

<TOPIX>827.56▼8.78

<NYダウ>12266.75△65.16

<NASDAQ>2744.97△9.59

<NY為替>82.57▼0.08

予想を上回る住宅指標や企業の好決算を受けて反発

 前日の大幅下落の反動や朝方発表された3月の住宅着工件数が好調なことなどを受けて堅調となりました。前日引け後に発表された半導体株の決算や朝方発表された金融株の決算に反応して軟調となる場面もあったのですが、一方で好調な決算を発表する銘柄などが素直に買われて堅調となりました。欧州の金融不安も一段落となり、金や原油の先物相場が堅調で信用収縮懸念が薄れたことも買い戻しや買い直しを急がせる要因となって堅調となりました。

 芳しくない決算を発表する企業もあり、経済指標も住宅関連の指標など冴えないものも散見されますが、大きく下落した後は好調な決算や経済指標に素直な反応となるようです。住宅関連指標も予想を上回るものが見られると言うことは、企業業績が回復、個人消費や雇用が回復、そして住宅市況が回復となると、景気回復が本物であるとの認識につながり、堅調な地合いが続くと見ても良いのだと思います。

 個別には引け後に決算発表を控えていたインテルはテキサス・インスツルメンツが予想を下回る決算を発表して売られたにも関わらず堅調となり、引け後に予想を上回る決算を発表して時間外取引でも買われています。ただ、同様に好決算を発表したIBMは通常取引で買われていたものの、時間外取引では売られて軟調となっています。朝方発表した決算が予想を上回ったことや利益見通しを上方修正したジョンソン・エンド・ジョンソンが大幅高となりました。住宅着工件数が前月比でプラスとなり、予想を上回ったことから、レナーなど住宅関連銘柄が高く、ホーム・デポもしっかりとした動きになりました。金や原油の先物が高く商品相場が堅調となったことで、アルコアなどの素材株やエクソン・モービルなどの石油株、パブリック・ゴールドなどの金鉱株も総じて堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株安や円高、そして米半導体企業が大震災の影響で予想を下回る決算を発表したことなどもあって売り先行となり、大幅安となりました。外国人も売り越し基調と伝えられ、ハイテク銘柄や自動車株、機械株などの輸出株を中心に売り急ぐ動きもあり、指数は大きな下げとなりました。ディフェンシブ銘柄の一角などに底堅い堅調なものも見られたのですが、指数を下支えするような買いも見られず、戻りを試す場面でも戻りきらずに冴えない展開となりました。

 米国株が反発となったことやユーロ高を好感する展開となりそうです。値ごろ感から買い戻しが入り易いところでもあい、底堅い堅調な展開が期待されます。ただ、いっこうに原子力発電所事故の解決の兆しが見られないことや消費税の引き上げが話題となっていることなどから、復興需要に対する期待も限定的で、指数の上値も限られそうです。復興政策に対する方向性が見えていないことで、大震災の影響から立ち直る姿が見えてこないことも上値を押さえる要因となりそうです。ただ、個別には米国市場の引け後に米半導体大手が好決算を発表したことから、関連銘柄の反発は大いに期待できそうです。

 昨日の相場で9400円を意識したところで底堅さが見られたこともあり、節目と見られる9500円〜600円水準をなんとか、かろうじて保てたような感じです。本日も底堅い堅調な展開が期待されますが、9500円〜600円水準での底堅さを確認するような動きで上値も重そうです。底堅さが確認されても9800円〜900円水準を抜けるには原子力発電所事故の解決が見える必要があり、それまでは9500円〜600円を底値tしたもみ合いが続くのだと思います。企業決算発表の本格化を前に動きの鈍い展開が続くのでしょう。

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