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» 2011年03月10日 08時00分 UPDATE

郷好文の“うふふ”マーケティング:ズームイン&アウトが自在、Preziで聴衆が“落ちない”プレゼンを (1/3)

今、世界中で広がっているFLASHベースのプレゼン作成ツール「Prezi(プレジー)」。作者の1人であるピーター・アルバイさんに、その魅力を聞いてみた。

[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷好文(ごうよしふみ)

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など。他の連載は印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」、メルマガ「ビジスパ」で「ことばのデザイナーのマーケティングレシピ」。中小企業診断士。アンサー・コンサルティングLLPパートナー。ブログ「マーケティング・ブレイン」(コンサル業)、「cotoba」(執筆業)。Twitterアカウントは@Yoshifumi_Go


 プレゼンテーション(プレゼン)で聴衆をスヤスヤさせたこと、ありませんか?

 私はある。熱を込め、身振りを入れて、聴衆の目も見て語るのに、コクリと落ちている。「午後だからお疲れなのかな」と自分を慰めて降壇しながらも、釈然としない。語り下手、話題の切り込み方もある。でもひょっとして、プレゼンソフトにも問題があるのでは?

 そう思ったのは、FLASHベースのプレゼン作成ツール「Prezi(プレジー)」に出会った時だ。

ah_Prezi00.jpg Prezi

1枚のプレゼンテーション

 パワーポイントでは、つい文字をたくさん書き込んでしまう。それを棒読みしてプレゼンした気になるから、聴衆は落ちるのではないか。

 だが、Preziは違う。Googleマップが「+」で細かい路地を大写しし、「−」で広域図に戻るように、全体と詳細を行ったり来たり、ズームイン&アウトが自在なのだ。聴衆はまるで“トランポリンのようなプレゼン”に魅入られ、納得しやすい。

ah_DSC08113S.jpg 創業者兼CEOのピーター・アルバイさん

 Preziに魅せられた私は、ちょうど来日した創業者兼CEOのPeter Arvai(ピーター・アルバイ)さんに取材を申し込んだ。日本滞在経験もあるアルバイさん、日本語も上手。

 「全部見せます。フォーカスします。それから、ズームアウト。これが理解を早めます」

 PreziはPrezi Inc.が提供するオンライン(オフラインも有料で可能に)プレゼンツール。紙芝居のパワポとは違い、1枚のページで1プレゼンという構成だ。英語だが分かりやすいハウツーページがあるし、日本語マニュアルもWeb上にある。

 オンラインでファイルをダウンロードして、矢印をクリックするか右クリックで進む。マウスのホイールでもズームイン&アウトが自在。とても小っちゃなフォントの文字にズームインとか、くるりと宙返りなどスリルがあるプレゼンが作れる。説明もしやすく興味も途切れない。

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