ワコールに聞く、キレイなおっぱいのために必要なこと郷好文の“うふふ”マーケティング(1/3 ページ)

» 2011年03月03日 08時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷好文(ごうよしふみ)

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など。他の連載は印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」、メルマガ「ビジスパ」で「ことばのデザイナーのマーケティングレシピ」。中小企業診断士。アンサー・コンサルティングLLPパートナー。ブログ「マーケティング・ブレイン」(コンサル業)、「cotoba」(執筆業)。Twitterアカウントは@Yoshifumi_Go


 キレイなおっぱい、どうしたらできると思いますか?

 私を含めた多数の煩悩なるオトコたちは、寄せて上げた谷間を思い描き、FやGやHといった記号に妄想する。「スライム●」「爆●」といった接頭語にニヤリとする。本能からして煩悩なのだ。そんなオトコの目を奪うようなキレイな胸を作るには、あることを定期的にするといいという。

 それは「測る」こと。

 測り方の説明は後で。ずっと測らないまま、サイズ違いのブラジャーを付けているとどうなるのだろうか? その先にはあるのは“タレ乳”である。

バストの下垂変化とブラジャーの関係

 小走りするとバストは上下運動する。正しいサイズのブラなら、バストが下に沈んだ時でもブラとのスキマは小さい。ところが間違ったサイズだと、ブラとバストのスキマが大きくなる。これがタレ乳を誘発する。だから、できるだけブラとバストのバランスに気を遣いたいのだが、体型は変化するものである。

 「ワコールでは女性の体型変化を、1964年の東京オリンピックの時から研究しています。そこから、すべての女性に共通する体型変化があることが分かってきました」

 ワコール総合企画室広報・宣伝部で広告・PR課長を務める猪熊敏博さんは言う。「次の図が女性のバストの変化ステップです」

年齢による女性のバストの変化

 それはワコールの人間科学研究所が、45年間で延べ4万人を測ってきた成果。バストは脂肪と乳腺、そしてバストを支えるクーパー靭帯(じんたい)で構造化できる。

 加齢とともに脂肪が増え、乳腺が減る。それが張りを減らす。クーパー靭帯は、ランニングや日常生活の揺れで伸びる。するとバストを支える力が弱まる。こうして上胸部のボリュームが削げ、バストがたわみ、やがて左右に流れるのである。

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