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» 2010年10月20日 08時00分 UPDATE

世界中の人から心臓音を集めたアーカイブ:瀬戸内国際芸術祭 (1/4)

瀬戸内国際芸術祭2010特集。直島と小豆島の中間に位置する「豊島」。農業が盛んで、野菜はもちろん稲作も行なわれている。その特徴を活かしたテーマは「食と農」。クリスチャン・ボルタンスキー、オラファー・エリアソンなどは必見。

[上條桂子,エキサイトイズム]
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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


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 高松港から豊島の家浦港まではフェリーで約30分。島の作品は大きく5つのエリアに分かれている。まずは家浦港の周辺地区、そこから北回りに硯(すずり)地区、唐櫃岡(からとおか)地区、唐櫃浜地区、少し南下して甲生(こう)地区。島を巡回しているバス(40分間隔)があるので、それを効率よく利用するとスムーズにまわれる。

エキサイトイズム 「心臓音のアーカイブ」クリスチャン・ボルタンスキー

 豊島のテーマは「食と農」。島の豊かな自然と、地元の料理、島民の「ふるまい」の習慣、小さな島ならではの風景と現代アート、そしてゆっくりとくつろげるレストランをうまく予定に組み込んで、島をまるごと堪能したい。目玉となるのは、恒久展示として建設された2つの美術館だろう。クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」と、内藤礼×西沢立衛の「豊島美術館」(10月17日(日)午前10時開館予定)。

 まずは、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」へと向かおう。唐櫃浜地区のバス停から松林の中を少し歩く。すると、王子ヶ浜という海岸の少しせり出したところに、美術館はある。

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 「心臓音のアーカイブ」は、9カ国、1万5000人を超える人たちの心臓音を集め、それを収蔵した作品。ボルタンスキー氏は「好きな人の写真をアルバムにする代わりに、心臓音を聞いたらどうだろうと思いスタートし、5年程前から本格的に音を集め始めた」という。美術館は鉄骨の平屋造りで、外壁には墨で塗ったような焼杉が使用されている。焼杉は、瀬戸内海周辺では良く使われている和風建築の外壁材だ。

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