多様な施設と自然の恵みが楽しめる吉祥寺を散策街ぶらり散歩(1/2 ページ)

» 2010年10月04日 08時00分 公開
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※この記事は、MAJOR7で2008年9月30日に公開されたものを転載しています。


「住んでみたい街ランキング」第1位の街

路線図

 訪れてみれば分かる。雑誌やWebの「住んでみたい街ランキング」で、第1位を獲得する吉祥寺の魅力は、駅に降り立った瞬間の「街の存在感」とでもいうべきものに凝縮されている気がする。中央線、総武線、東京メトロ東西線、京王井の頭線――4つの路線が交差していて、新宿や渋谷まで約18分。ターミナル駅ならではのアグレッシブな雰囲気ながら、駅の南側には豊かな自然を感じる井の頭恩賜公園が広がる。

 駅周辺には吉祥寺のシンボル「ロフト」「ユザワヤ」「東急百貨店」「パルコ」「伊勢丹※」などの大型専門店が建ち並ぶ。圧巻の利便性に加えて注目すべきは、こだわり抜いた素材を使うレストランや、インテリアのお手本にしたくなるようなカフェ、オーナーこだわりの品を置く雑貨店などが豊富なこと。毎日の生活に必要なショッピングはもちろん、自分のライフスタイルに加えたい一品がきっと見つかる−こんな包容力がこの街の魅力のひとつ。もう少しディープに吉祥寺の魅力に迫ってみよう。

※ 編集部注:伊勢丹吉祥寺店は2010年3月14日に営業を終了している。

映画の舞台になった街

LONLON 吉祥寺駅ビルLONLON(現アトレ吉祥寺)

 多くの映画やドラマ、小説の舞台として登場するのもこの街の魅力。街のいたるところに「記憶にある」風景と出会える。厳しい審美眼をもったクリエイターたちを納得させるロケーションは、歴史のある街だからこその文化的な素養を受け入れる懐の深さにあるのかもしれない。街なかに目を向ければ小さなライブハウスやJAZZ喫茶が狭い路地に軒を連ね、日々多くの人々を楽しませる。

 さて、今後この場所からどんな作品が生み出され、どんなクリエイターが輩出されていくのか、これからも目が離せない。

駅前商店街

 ふらりと散歩がてらに訪れてお気に入りの一軒を見つけたいのが、北口の駅前にある「ハーモニカ横丁」。レトロな雰囲気の漂う狭い路地裏の両脇には、カフェや居酒屋、ラーメン屋といった飲食店のほか、鮮魚店や青果店、ネイルサロンや占いの館などがところ狭しと並ぶ。お店どうしが密集しているから、店主はもちろんお客さん同士の距離も近く、良き時代のご近所づきあいのような、ちょっと懐かしい気分が味わえる。

 ハーモニカ横丁を抜けるとダイヤ街商店街が見えてくる。この商店街、しばらく進むと黄色い紙を手にした長い行列が目に入ってくる。この行列こそが、いまやグルメ番組や情報誌などでおなじみとなった「ミートショップ サトウ」の松坂牛のメンチカツを求める行列。ボール型のメンチカツは揚げたてでとてもジューシー! 並んで買うだけの価値がある。

ハーモニカ横丁と駅前商店街 ハーモニカ横丁と駅前商店街

吉祥寺の顔です──井の頭恩賜公園

井の頭公園 井の頭公園

 広大な面積を有する井の頭恩賜公園は、四季折々の表情と豊かな自然を満喫できる公園であり、いまも昔も吉祥寺の街の顔として君臨している。春は井の頭池に覆いかぶさるように咲き誇る桜が見事で、多くの花見客で賑わう。夏は鮮やかなグリーンが目に涼しく、秋は美しい紅葉を眺めることができる。冬は井の頭池に飛来する多くの水鳥が目を楽しませてくれる。

 開園は1917年と、歴史は古い。約38万平方メートル、周囲約4.5キロのエリア内にはサクラやヒノキ、モミジなどの樹木が約2万本植えられており、1800年代には宮内省(現在の宮内庁)の御用林となっていた歴史もある。

 公園の中心を成すのは、武蔵野三大湧水池のひとつに数えられる「井の頭池」。かつて、この地へ狩りに来た徳川家康がこの湧水を好み、お茶をたてたことから「お茶の水」とも呼ばれている。

井の頭公園(弁財天) 井の頭公園(弁財天)

 井の頭池に浮かぶ小島には、音楽や芸術、学問全般、財宝を授ける神の弁財天が奉られている。この「井の頭弁財天」は源氏の祖である源経基が創建したといわれ、源頼朝や新田義貞が戦勝祈願をした地であると伝えられている。また、弁財天の知名度のわりに意外と知られていないのが、本堂裏にある銭洗い弁天。金運などのご利益があるといわれているので、一度立ち寄ってみては?

 公園の一角には動物園が併設された「井の頭自然文化園」がある。この動物園では、2006年から絶滅危惧IA類に分類されているツシマヤマネコの分散飼育に取り組んでいる。一般公開も行われているので、心癒されるスポットとして訪れてみたい。

 東京都民にとっても憧れの公園が、駅から500メートルほどの距離にある。このロケーションの良さは、吉祥寺人気の一役を担っているのは、間違いがない。

井の頭恩賜公園

吉祥寺駅から徒歩約3分。有料施設の「井の頭自然文化園」の入場料は大人400円、65歳以上200円、中学生150円、小学生以下無料。

住所:武蔵野市御殿山1-18-31

電話:0422-47-6900


まだまだ人気──吉祥寺麺通団

讃岐うどん 讃岐うどん

 吉祥寺駅北口のヨドバシカメラ付近はこだわりのお店が集まる隠れたスポット。この一画に2007年7月7日にオープンしたのが、本場の讃岐うどんを味わえる「吉祥寺麺通団」。讃岐うどんブームの火付け役である「東京麺通団新宿店」の元店長が、のれん分けをして開いたお店である。2006年に公開されて話題となった映画『UDON』は、この「麺通団」がモデルだそう。

 「吉祥寺麺通団」の讃岐うどんは、香川から直送される生地を讃岐うどん職人が練り直して熟成させたもの。茹で立てのうどんを味わえるようにと、注文後に調理するシステムで、そのもっちりとした歯ごたえとツルリとしたのどごしはクセになるおいしさだ。

 定番メニューの「しょうゆ」は讃岐うどんにしょうゆと薬味をかけただけのシンプルなうどんで、讃岐うどん本来の味が口いっぱいに広がる。釜あげうどんに生卵と明太子とバターをからめた「めんたま」は、まろやかな味わいが人気のメニュー。また、かけうどんの「あつかけ」に好きな天ぷらをのせる食べ方も人気。ちなみに、讃岐うどんのほかにサイドメニューがあり、特に店長手作りの「吉麺プリン」は隠れた名品で、一度は味わってみたいおいしさ。

トッピング 吉祥寺麺通団

吉祥寺麺通団

「しょうゆ」や「めんたま」、「あつかけ」といった定番メニューのほか、「サラダうどん」など季節限定の讃岐うどんも楽しめます。

住所:武蔵野市吉祥寺本町1-20-15

電話:0422-21-1210

open:11:00〜24:30(L.O.24:00)

定休日:不定休


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