売られ過ぎの修正が続くか
中国での自動車の年産能力を2012年に現在の8割増に増強する。2桁成長が続く中国市場で日産は現在6%の中国市場でのシェアを10%まで引き上げ、収益基盤を強化する。
傘下の三菱化学は照明などに使う発光ダイオード(LED)向け材料の量産に乗り出す。2015年までに光を発する素子の土台となる基板と、素子の生産体制を整備する。来年にはLED電球を売り出す計画で、材料から製品まで成長市場を幅広く取り込む。
中国で光ケーブルの一貫生産を始める。生産に極めて高い技術が求められる中核材料、ガラス母材を中国で量産する。世界の光ケーブル需要の約5割を示す中国市場でこれまで二の足を踏んでいた中核材料も現地で生産し、競争力を高める。
面ファスナーを使った着脱式の太陽光発電パネルを開発した。折り曲げ可能な非結晶(アモルファス)タイプの太陽光発電パネルを調達し、保護用フィルムなどと一体化、簡単にパネルの設置場所を変更できるようにした。
東南アジアの販売店網を強化する。マレーシアなど6カ国で2011年3月期中に、ソニー製品を専門に扱う販売点数を約2割増やす。専売店の増設で3次元(3D)テレビなど高価格帯製品の販売を伸ばし、収益力を高める。
2011年にも、割安な自動車部品を調達するための新会社をアジアに設立する。中国、東南アジアの部品メーカーを対象に一定の品質を保ちながら安価な部品を安定供給できる企業を探し、調達コストを2011年度末までに3割減らす方針。
売り 1730万株
買い 2260万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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