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» 2010年08月23日 16時08分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:ユーロ安や経済対策、円高対策に対する失望感から売られて続落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9116.69円 ▼62.69円
売買高 12億8373万株
日経平均先物 9100円 ▼60円
売買代金 0兆8811億円
TOPIX 824.79 ▼4.80
値上がり銘柄 406銘柄
東証マザーズ指数 377.23 △1.83
値下がり銘柄 1085銘柄
日経ジャスダック平均 1173.68円 ▼1.04円
変わらず 177銘柄
騰落レシオ 82.06% △1.97%

日経平均

ユーロ安や経済対策、円高対策に対する失望感から売られて続落

 週末の米国市場は冴えない展開となり、ユーロが軟調となって信用収縮懸念も強まったことから、売り先行となりました。それでも、経済対策や円高対策が打ち出されるとの期待もあって、大きく売られることはなく、先週末の大幅下落の反動もあって底堅い展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、買い気も乏しく、戻りも鈍いものとなりましたが、売り急ぐ動きもなく指数は小動きとなりました。

 後場は下値を試す場面も見られました。昼の時間帯に経済対策や円高対策が打ち出されるわけでもないと伝えられたこともあり、目先筋の失望売りも見られました。ただ、前場から持高調整の売り買いが見られ、買戻しが入って堅調なものも見られたことから指数は底堅い展開となり、底堅さが確認されると下げ幅縮小となる場面も見られました。同業種内でも高安まちまちとなるものなども見られ、総じて軟調なのですが最後まで方向感の見えない展開が続きました。

 小型銘柄も朝方は堅調となるものも多かったのですが、後場に入ると値動きの悪さを嫌気するように見切り売りや手仕舞い売りに押され軟調となりました。東証マザーズ指数も日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いも少なく、目先筋が中心で方向感のない展開となりました。売り急ぐことも買戻しを急ぐこともなく、閑散とした感じで方向感のない展開となりました。

 政府の無策ぶりが露呈した格好ですが、期待されていなかった分失望感と言っても限定的となったようです。為替も「何もない」ことを織り込んでいたかのように若干円高になったものの、ほとんど反応はなく、株価も「織り込み済み」ということで方向感のない展開となりました。景気回復鈍化懸念は根強く、買い気に乏しい展開ですが日経平均の9000円を意識するところでは足元の業績が好調なだけに売り難いということなのだと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 下値を探る動きが続いています。RSIもストキャスティックスも戻りそうで戻らない、という状況でもう少し下値を固めてからの反発となってくるのかもしれません。遅行線が日々線の底値の日柄と同じ日柄で底堅さを確認して反転ということなのかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 RSIはじりじりと下落している感じです。ストキャスティックスは戻りかけてはいるのですが、再び下値を確認するような勢いです。ここkで底堅さが見られれば戻りも期待できそうですが、戻りの鈍さが意識されると安値更新となってから底入れ感、達成感が出てくることになるのでしょう。

円相場

NYダウ

 底値圏でのもみ合いが続いています。RSIはじりじりと上昇、ストキャスティックスも下落に転じてしまったかと思われましたが、再び上昇となった感じです。まだまだしっかりと戻りを試すということでもないのでしょうが、底堅さも見られ、底入れ感が出てくる可能性もありそうです。基準線はいったん下落が止まるところであり、一気に基準線まで戻るのかどうかが注目されます。

銘柄ピックアップ

ユーロ安の影響を懸念

ソニー(6758) 2499 ▼39

 ユーロ安を受けユーロの影響の大きな銘柄として業績悪化懸念から売られました。新興国を中心とした液晶テレビの伸びが鈍化したとの見方も強く、売り急がせる展開となりました。

GSユアサ(6674) 515 ▼10

 三洋電機(6764)との携帯電話用リチウムイオン電池を製造する共同出資会社の事業を清算すると発表、生産に伴う特別損失が大きいということが嫌気されて売られました。

タカラレーベン(8897) 419 ▼2

 買い気配で始まり大幅高となりました。先週末に2011年3月期決算を上方修正したことが素直に好感されて買われました。目先筋の買いが多く、買い一巡後は目先筋の売りに押されて軟調となりました。

日写印(7915) 1903 △71

 先週末の引け後に自己株式取得を発表、好感する買いが入り大幅高となりました。今月4日に2011年3月期業績見通しの下方修正をは発表して以来軟調な展開となっていたことから買戻しも交えて反発となったものと思います。

東製鉄(5423) 957 ▼22

 一般流通向け鋼材の9月契約価格を引き上げると発表したのですが、特に材料視されることもなく、持高調整の売りもあって軟調となりました。景気回復鈍化懸念が根強く、鋼材需給も悪化するとの見方が強いようです。

旭硝子(5201) 837 △6

 液晶市場の調整が8月から本格化したようだということで外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことから売られましたが、ある程度の悪化は織り込まれているものとして買い直されて堅調となりました。

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