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» 2010年08月19日 08時32分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:前日の大幅高の反動から売り先行で始まるも好調な業績に反応して堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10415.54△9.69

<NASDAQ>2215.70△6.26

<為替:NY終値>85.42-85.48

前日の大幅高の反動から売り先行で始まるも好調な業績に反応して堅調

 前日の大幅高の反動もあり、特に注目される経済指標の発表がないなかで売り先行となりましたが、半導体株や小売り株の好調な決算発表を受けて切り返し、堅調となりました。それでも景気に対する先行き懸念が根強いことや原油価格の下落などもあり、上値も重く、上値の重さを確認して手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となりましたが、売り急ぐ動きもなく、指数は小幅高となりました。M&A(企業の買収・合併)に絡む話題もあって指数を下支えする面もあったものと思います。

 米国景気も先行きに対する不安が取りざたされており、慎重な業績見通しを発表する企業も多いのですが、足元の業績や個人消費などは好調で、それほど不安が強いような雰囲気はありません。経済指標でもそれほど悪化しているというわけでもなく、センチメントの問題という気もします。実際に米国株式市場や商品市況は堅調といっても良い状況であり、超低金利が継続していることの好影響が企業業績や消費に出ているということなのではないかと思います。センチメントが好転すれば先行きに対して楽観的な見方も増えるものと思います。

 個別には前日の引け後に予想を上回る決算を発表したアナログ・デバイセズが大幅高、連れてインテルやIBM、シスコシステムズなどハイテク銘柄は高いものが見られました。予想を下回る決算や業績見通しとなったターゲットは売り先行となったのですが、決して悪い見通しではないということで見直されて切り返して堅調、ホーム・デポが買われるなど小売り株が高く、GE(ゼネラル・エレクトリック)やキャタピラーなども堅調となりました。住宅ローンが好調ということもあり、バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど金融株も堅調、金先物価格が上昇したことでパブリック・ゴールドやニューモントマイニングも高くなりました。一方、原油価格の下落を受けてエクソン・モービルやシェブロンは安くなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株高や円高一服から堅調となりました。円高に振れる場面で手仕舞い売りが嵩んで軟調となる場面もありましたが、先物主導で指数を押し上げる場面もあり堅調となりました。売り飽き気分が強まったことに加え、為替の落ち着きもあり売られすぎの修正もあって好決算発表銘柄などに見直し買いや買戻しが入り堅調となりました。積極的に買い上がるようなこともなく上げ幅限定的となりましたが、底堅さも確認しつつあるようです。

 米国市場は堅調となったのですが、為替がまた円高気味ということから上値の重い展開となりそうです。ただ、米国で景気の先行きに対する不安が薄れてきており、底堅い堅調な展開が期待されます。半導体BBレシオなども好調となっており、売られすぎた半導体関連銘柄などの戻り、反発は期待されます。為替の落ち着きや商品市況の底堅さもあり、売り急ぐ動きはなさそうで、売られすぎた銘柄の買い戻しなども見られるものと思います。

 まだまだ円高懸念や景気回復鈍化懸念も根強いことから上値を試すというよりは下値を固めるという動きとなりそうです。9200円水準をしっかりと保てるのかどうかを試すような動きとなりそうです。9200円を割り込むところでは売りが止まり、買い戻しが入るのかどうか、あるいは9200円を意識するところで底堅さが見られるものと思います。上値は9300円水準では目先筋の戻り売りなども多そうですが、円安に振れるようであれば、9300円前後まで上昇となるのでしょう。為替に大きな動きがなければ、9200円水準では底堅いものと思います。

本日の注目点

◇7月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会)

◇ブラード・米セントルイス連銀総裁が講演

◇8月の米フィラデルフィア連銀景気指数

◇7月の米景気先行指標総合指数

◇7月の北米地域の半導体製造装置BBレシオ

◇海外5−7月期決算:ヒューレット・パッカード(HP)、ギャップ

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