− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 9694.01円 | △ 123.70円 |
売買高 | 17億8671万株 | − |
日経平均先物 | 9680円 | △120円 |
売買代金 | 1兆3599億円 | − |
TOPIX | 859.18 | △8.49 |
値上がり銘柄 | 1153銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 390.62 | ▼3.05 |
値下がり銘柄 | 387銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1218.72円 | △0.45円 |
変わらず | 118銘柄 | − |
騰落レシオ | 85.93% | △5.91% |
欧米株式の大幅高を受けて買い先行となるも上値は限定的
欧州金融不安の後退、米国景気回復鈍化懸念が薄れ、株式相場や商品相場が大幅高となったことから、買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が金額は売り越しということでしたが、株数ベースでは大幅買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡した後は大幅高の水準で値持ちのいい展開となりました。一方で、米国経済指標の発表や決算発表などを控えて最後まで買い上がる動きもなく、大幅高ながらも方向感のない上値の限定されるような展開となりました。
後場に入ると昨日同様にまとまった売りも見られ上げ幅縮小となりました。節目と見られる9600円水準を意識するところでは買戻しも入り底堅く、底堅さが見られると買い直しや買戻しを急ぐ動きもあり、昨日よりも値持ちのいい展開となりました。好調な業績を発表するものが多いだけに売り込み難いのでしょうが先行きに対する懸念や為替動向に対する懸念も根強く、最後まで買い切れないということなのだと思います。
小型銘柄は主力銘柄が堅調、大幅高となるなかで手仕舞い売りや見切売りに押されるものが多く見られました。東証マザーズ指数は軟調、日経ジャスダック平均は小幅高となりました。先物は朝方からまとまった売り買いが出る時間帯には出るという状況で、一方的に方向感を示すというよりは、まとまった売り買いが出るところでは上下大きく振らされる場面があると言うような展開でした。
欧米市場は楽観的な見方も出てきているようですが、日本市場は相変わらず好決算発表に反応し切れず、反応しても長続きしないような展開となっています。先行きに対する懸念は根強いのですが、好決算や上方修正を織り込んでいるわけでもなく、海外市場に比べて出遅れ感も強く、今後も堅調な展開が期待されます。大きく円高に振れるようなことがなければ戻りを試す動きが続くのでしょうし、欧州金融不安や米国景気懸念が薄れればそれほど円高に振れることもないものと思います。
堅調となりましたが、遅行線が日々線に押されて上値が重くなりました。遅行線は日々線を抜けても基準線や転換線に押されて上値も重くなりそうです。日々線は雲を意識して上値が重くなるところであり、ここからが正念場ということでしょう。ストキャスティックスは高値圏で調整を示唆、RSIは方向感に乏しい展開です。とりあえずは堅調な地合いが続き上値の重さを確認する動きになりそうです。
遅行線が日々線に押されて上値が重くなっています。日々線は基準線でのサポートが確認されており、今度は雲に上値を押さえられるまで強含みとなるものと思います。ストキャスティックスは高値圏からの下落を示唆していますが上値余地もあり、RSIは方向感はなく、引き続き基準線にサポートされながら雲までの戻りを試す動きと思われます。
底堅さは見られるものの、反発力もなく弱含みとなっています。RSIもストキャスティックスも低い水準からですが下落となり、下値を探る展開となって下値余地もあります。もうしばらくは下値を探るような展開が続くものと思われます。転換線に絡みながら下値固めと言う状況ではないかと思います。
米国株高に反応し切れず上値の重い展開
昨日の引け後に2011年3月期の連結純利益の予想減益幅を下方修正したのですが、一過性のものとして特に材料視されず、堅調となりました。材料出尽くし感からの買戻しもあって堅調となったものと思います。
昨日7月の売上高(既存店ベースの速報値)が2008年7月以来の前年同月比増と報じられたことや、足元の売り上げが回復基調にあることが好感されて買われました。
昨日の海外市場で原油先物価格が上昇するなど、商品相場が堅調となったことが好感されて買われ、大幅高となりました。原油流出事故が発生したメキシコ湾の油田への出資分を損失処理すると伝えられたことも好感されたものと思います。
後場の取引時間中に2010年4−6月期連結決算を発表、純利益が前年同期比5.5倍と市場予想を上回り、いったん反応したものの利益確定売りもあって上値も限定的となりました。
昨日の引け後に2010年4−9月期の連結純利益が上方修正したことや米国株高などを好感して買い先行で始まったものの、2011年3月期業績予想を変更しないことからの失望感や材料出尽くし感から売られ、大幅安となりました。
昨日の引け後に2010年4−6月期営業利益が前年同期比19%減となったことが嫌気されて軟調となりました。原子力発電プラント向け受注に対する期待もあっただけに失望感からの見切売りも嵩んだものと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング