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» 2010年07月13日 08時29分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:投資判断の引き上げもあって総じて堅調だが決算発表を控えて小動き (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10216.27△18.24

<NASDAQ>2198.36△1.91

<為替:NY終値>88.62-88.68

投資判断の引き上げもあって総じて堅調だが決算発表を控えて小動き

 ハイテク銘柄の一角に投資判断の引き上げなどが見られ、決算発表を前に総じて堅調となりました。ただ、先週大きく上昇していたこともあり、利益確定売りも嵩んで上値も限定的、小動きとなりました。メキシコ湾の原油流出事故を巡って石油業界の動きが活発でいろいろな思惑から石油株が高く、引け後に決算発表を控えた素材株などはさすがに積極的な売り買いが手控えられて小安く、ハイテク銘柄は総じて堅調となり、ディフェンシブ銘柄などは利益確定売りに押されるなど手掛かり難のなか様子見気分の強い展開となりました。

 主要な経済指標の発表もなく週末のヘッジ売りの買戻しもあって堅調とはなりましたが、終始方向感のない展開でした。ただ、欧州金融不安は拭い切れていないものの信用収縮の動きは一段落となっており、米国での景気回復鈍化懸念が薄れて、足元のセンチメントも好転しており、上値の重い展開となっても売り急ぐような動きはありません。中国の輸入鈍化などから素材株が売られましたが、実際に足元の決算動向や見通しなどの発表を見極めたいという動きが強く、積極的な売り買いには乏しい展開となりました。

 個別には決算発表を控えていたアルコアは中国の輸入鈍化から素材株が売られたこともなあり軟調となりましたが、引け後の決算が予想を上回ったことから、買われ、時間外取引では大幅高となっています。「クラウドコンピューティング」事業で富士通(6702)などと提携すると発表したマイクロソフトは堅調、投資判断の引き上げのあったサンディスクが大幅高、インテルなどハイテク銘柄は比較的堅調となりました。投資週刊誌が株価の上昇余地を示したウォルマートも高くなりました。原油価格は軟調となりましたが、エクソン・モービルやシェブロンは業界再編の話題もあって堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は参議院選挙の結果を受けて売り先行となったものの、持高調整の売り一巡感や円安を好感して堅調となる場面もありました。週末に米国市場が堅調となったこともあって底堅く堅調となった要因の一つとなりました。ただ、上値の重さが確認されると米国企業の決算発表を控えて手仕舞い売りも嵩み、軟調となりました。売り買いを急ぐようなこともなく、小動き、方向感のない展開でした。

 米国市場は特に材料のない中で堅調となり、日本市場も底堅い展開は続きそうです。ユーロが売られたことや決算動向に対する警戒感も根強く積極的に上値を買い上がるような動きは期待出来ませんが、引き続き信用収縮からの持高調整が一段落となったのであれば、底堅い堅調な展開は続くものと思われます。持高調整のようなまとまった売りが見られると押し目を確認するような展開になるのでしょう。物色対象が絞りきれませんが、米国ハイテク銘柄の決算発表を控えてハイテク銘柄などは手掛け難く、為替の影響の少ない内需株、売られすぎた小売り銘柄、米国の素材株の好調な決算発表を受けて素材株、などの反発に期待してもいいのではないかと思います。

 引き続き日経平均は9500円〜600円水準でのもみ合いとなりそうです。この水準での底堅さが確認できれば、足元の決算動向に反応しながら9800円〜900円水準の節目を目指すことになるのでしょう。欧州金融不安や米国景気回復の鈍化懸念、新興国の景気拡大鈍化懸念などもあって、上値の重い展開となるのでしょうが、売られ過ぎの修正は続くものと思われ、目先の需給が悪化することがなければ、9500円〜600円水準での底堅さが確認されそうです。

本日の注目点

◇6月の消費動向調査(内閣府)

◇5月の鉱工業生産指数確報(経産省)

◇6月の投信概況

◇5年物国債〔7月債〕入札

◇7月の独ZEW景況感調査

◇6月の英消費者物価指数(CPI)

◇6月の米財政収支

◇5月の米貿易収支

◇米10年物国債入札(銘柄統合債)

◇4−6月期決算:インテル

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