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» 2010年07月09日 17時24分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:引き続き米国株高や円安を好感、週末の手仕舞い売りをこなして堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9585.32円 △49.58円
売買高 16億6579万株
日経平均先物 9580円 △40円
売買代金 1兆2910億円
TOPIX 861.21 △0.19
値上がり銘柄 818銘柄
東証マザーズ指数 395.86 △3.73
値下がり銘柄 683銘柄
日経ジャスダック平均 1231.82円 △2.42円
変わらず 169銘柄
騰落レシオ 92.67% △0.41%

日経平均

引き続き米国株高や円安を好感、週末の手仕舞い売りをこなして堅調

 欧米の懸念材料が薄れたことで、米国株が堅調、為替も円安となったことから、買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことに加え、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んでの買いも入り堅調な始まりとなりました。ただ、寄り付きの買いが一巡した後は、週末ということで手仕舞い売りなどが嵩み、目先筋の見切り売りもあって、軟調となる場面もありました。それでも持高調整の売り一巡感や下値を売り急ぐ材料もないことから底堅い展開となりました。

 後場も売り一巡感もあり、また、悪材料で売られた銘柄にも底堅さが見られたことから、買戻しを急ぐ動きなども見られ、一段高となり、前場の高値=寄り付きの水準を窺うような場面もありました。売り急ぐ材料が特に見られないことから売られることもなかったのですが、逆に買い上がるだけの材料にも乏しく、週末の参議院議員選挙を控えて持ち高を増やすような動きもなく、方向感のない展開となりました。値ごろ感からの買いや円安を受けて買い戻しなども見られるのですが、相変わらず盛り上がりには欠ける展開で最後まで上値も限定的となりました。

 小型銘柄も堅調なものが多かったのですが、前日までのもたついた雰囲気を引きずって上値も限定的となるものが多く見られました。それでも東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均共に堅調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの、指数の方向感を出すというようなことは見られませんでした。後場に入ると週末ということもあり手仕舞いと見られる小口の売り買いが中心で最後まで方向感はありませんでした。

 業績面の材料や株式需給の材料には敏感に反応するのですが、あくまでも目先的な反応となることが多く、その日その日の動きとなっているような感じです。目先的な需給要因に振らされていたものが目先的な需給要因での偏りがなくなると途端に方向感が出ないということなのでしょう。足元の業績が好調なものも先行きに対する懸念が根強く、買いが続かないようですが、業績面で割り安と言われる水準まで売られているような銘柄は相場の地合いが良くなるだけで水準訂正となる可能性もありそうです。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線を意識するところまで戻りました。日々線も基準線を意識するところで上値も重くなりましたが、RSIやストキャスティックスが底値圏からの反発となっており、遅行線が日々線を抜けて、日々線のサポートを確認しながら堅調な展開となるものと思います。基準線を抜けて基準線のサポートを確認しながら雲までの戻りはありそうです。

TOPIX

NYダウ

 基準線に上値を押さえられました。遅行線も日々線を意識する水準で上値を押さえられましたが、RSIは下値余地があったのですが、上昇となり、ストキャスティックスは底値圏からの上昇となって戻りを試す動きと成っています。遅行線が日々線に絡みながら、日々線は基準線を抜けて雲を意識するような水準まで戻るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 底値を確認して戻りを試す展開となっています。転換線を抜け、節目となりそうな2月安値水準も抜けかかっており、ここから下落となって来る基準線までの戻りは期待されるものと思います。RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発となっており、堅調な地合いが続きそうです。

銘柄ピックアップ

手仕舞い売りで上値も重い

キヤノン(7751) 3480 △35

 2010年1−6月期の連結営業利益が前年同期比2.8倍となったもようと新聞で報じられたことから買いが先行、堅調となりました。為替が円安に振れたことも好感されたものと思います。

ファーストリテイ(9983) 12800 △80

 昨日の引け後に発表された2010年8月期の連結業績予想で純利益が従来予想から下方修正されたことが嫌気されて売られました。それでも、月次の既存店売り上げなどが芳しくなく、ある程度織り込まれていたこともあり、下げ幅も限定的、最後は買戻しもあって堅調となりました。

国際帝石(1605) 415000 ▼61000

 売り気配から始まりストップ安で寄り付くなど大幅下落となりました。昨日の引け後に大型増資を発表、株式価値の希薄化が嫌気されて売られ、大幅安となりました。

高岳製(6621) 324 △15

 電気自動車向け急速充電器技術を海外に提供すると新聞で報じられ、技術提供などがうまく行けば国産規格の海外普及も見込めるとの見方で収益拡大期待から買われ、大幅高となりました。

日 立(6501) 345 △7

 円安となったことやこれまでの売られすぎの反動から堅調となりました。新興国での鉄道事業や原子力発電事業などへの期待もあって、欧米での景気減速懸念などが薄れ円安となる場面では買戻しを急ぐ動きなどから買われ、堅調となりました。

日電産(6594) 7990 △100

 電子部品の受注拡大が続いていると新聞で報じられたことや円安を好感して買われ堅調となりました。足元の業績からも割安感が強いことから、好材料には素直な反応となるようです。

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