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» 2010年06月29日 16時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:前場は持高調整の買戻しで堅調、後場は円高を嫌気して大幅安 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9570.67円 ▼123.27円
売買高 15億9587万株
日経平均先物 9550円 ▼140円
売買代金 1兆1139億円
TOPIX 852.19 ▼8.61
値上がり銘柄 414銘柄
東証マザーズ指数 383.39 ▼2.04
値下がり銘柄 1139銘柄
日経ジャスダック平均 1239.76円 ▼7.13円
変わらず 121銘柄
騰落レシオ 101.73% △2.12%

日経平均

前場は持高調整の買戻しで堅調、後場は円高を嫌気して大幅安

 米国市場は軟調、為替も円高気味となっていたのですが、月末接近ということで持高調整の買戻しが入り堅調な始まりとなりました。円高にもかかわらずハイテク銘柄など輸出株も高く、総じて堅調となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅売り越しと伝えられたこともあり、寄付きからの買いが一巡した後は上値も重く、閑散とした展開の中、方向感なく小動きとなりました。

 昼の時間帯に為替が円高に振れたことから、後場は寄付きから売り先行、軟調となりました。目先筋の見切り売りも嵩み下げ幅を広げる場面が見られると月末の「お化粧買い」に期待していた向きの見切り売りも嵩み大幅下落となりました。持高調整の売りもあり、また、仕掛け的な株式売り、債券買いの動きが見られると、リスク回避の動きが一気に進み下げ幅を広げる展開となりました。さすがに最後は落ち着きを見せ、下げ幅縮小となりましたが市場の腰の弱さを示すような展開となりました。

 小型銘柄も軟調なものが多かったのですが、手仕舞い売りが少ない分下げ渋りとなりました。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均共に主力銘柄ほどの下げは見られず軟調となりました。先物は前場は寄り付きにまとまった買いが見られた他は、ほとんどまとまった売り買いは見られなかったのですが、後場に入ると仕掛け的な動きや見切り売りと見られるまとまった売りが嵩んで指数を下押す要因となりました。

 後場に入ると前場とまったく違う展開となりました。中国株が云々とか、為替が云々ということが言われましたが、単純に円を買い、債券を買い、株式を売るという動きがあったということなのでしょう。6月という決算月としての処分の動きなのではないかと思われますが、日米などの注目される経済指標やイベントを控えての動きだけに、ちょっと派手な動きが見られると一斉に動きが出てしまうということなのでしょう。ここは冷静に対処した方が良いと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線の下落に付き合うように下値を試す動きとなりました。RSIはまだ中途半端な位置にありますが、方向感はなく、ストキャスティックスは底値圏になってきているので、遅行線と日々線が底値で一致する「底−底」一致の形で底堅さが見られるか、反発となって来るのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 遅行線が日々線に押されながら安値を窺う展開となりました。5月、6月の安値水準まで下落となりましたが、まだRSIは下値余地も大きく中途半端な位置にあります。ただ、ストキャスティックスも底値圏にあり、この水準からは底堅さを確認して反発となって来るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 引き続き下値を探るような展開ですが底堅さも見られます。RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、遅行線は日々線の底値の水準にあって日柄も一致しており、ここからの反発が期待されます。遅行線が日々線に絡むように戻りを試す動きとなるものと思います。

銘柄ピックアップ

月末接近で持高調整の売りに押されて大幅下落

高島屋(8233) 737 ▼8

 昨日の引け後に2011年2月期の連結純利益が従来予想や市場予想を上回る前期比43%増と発表、好感した買いが入り堅調となりましたが後場に入ってからは持高調整の売りに押されて軟調となりました。

佐鳥電機(7420) 721 △57

 6営業日ぶりに急反発となりました。昨日の引け後に2010年5月期の連結最終損益の黒字が従来予想を上回り、年間配当も従来予想から引き上げたことが好感されて買われ、大幅高となりました。

ライトオン(7445) 615 ▼78

 年初来安値を更新となりました。昨日の引け後に2010年8月期の単独最終損益が従来の黒字予想から赤字に下方修正となったことから嫌気する売りに押されて大幅安となりました。

エルピーダ(6665) 1363 △55

 大幅高となりました。特に材料が出たわけではないのですが、月末を控えてここまで大きく売られていたことで買戻しが見られたことや、外資系証券が投資判断を「買い」で継続したことが好感されたものと思います。

キヤノン(7751) 3395 ▼95

 前場は月末を意識した買戻しなどもあり堅調な展開となっていたのですが、後場に入ると為替が円高に振れたことから見切り売りが嵩んで軟調となりました。銘柄独自の材料ではなく、為替や目先の需給に振らされた格好となりました。

JR東日本(9020) 6030 △30

 特に材料が出たわけではないのですが、月末接近で持高調整の売り買いが主流となるなかで、高速道路無料化などで売られていたことや為替が円高に振れたことなどから、消去法的に買われて堅調となりました。

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