速報
» 2010年06月24日 16時26分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国景気の回復鈍化懸念から売り先行、底堅さを確認して堅調だが上値も重い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9928.34円 △4.64円
売買高 15億1503万株
日経平均先物 9910円 △10円
売買代金 1兆0313億円
TOPIX 879.77 ▼1.07
値上がり銘柄 711銘柄
東証マザーズ指数 411.56 △1.17
値下がり銘柄 791銘柄
日経ジャスダック平均 1268.28円 ▼0.39円
変わらず 166銘柄
騰落レシオ 99.99% △3.59%

日経平均

米国景気の回復鈍化懸念から売り先行、底堅さを確認して堅調だが上値も重い

 米国株は底堅い堅調な展開でしたが、円高となったことで売り先行となりました。ただ、大きく円高が進むこともなく、特にユーロ安が一服となったことなどから寄り付きの買いが一巡した後は売り急ぐこともなく底堅い展開となり、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が金額ベースでは買い越しと伝えられたこともあって、底堅さが確認されて買戻しが入り堅調となりました。買い急ぐ動きとなったというよりは売り手控えられたという雰囲気でした。

 前場から堅調となっていた電力株や医薬品株に加え、持高調整の買戻しが入っていると見られる売られすぎた銘柄などは後場に入ってからも値持ちの良いものが目立ちました。前場に大きく売られていたハイテク銘柄や自動車株なども買い直されて下げ幅を縮小、堅調となるものも見られ指数は節目と見られる10000円水準を回復する場面もあるなど、堅調な展開となりました。最後は目先筋の手仕舞い売りも見られ、10000円台を回復とはいきませんでしたが、底堅さは示されたものと思います。

 小型銘柄はまちまちで方向感のない展開となりました。目先筋の買いは見られるのですが、最後まで買い切れないと言うことのようです。東証マザーズ指数は堅調ながら、日経ジャスダック平均は小幅安となりました。先物は前場の引けを意識するような時間帯からは断続的にまとまった買いが入り、指数を押し上げる場面もありました。底堅さを確認しては買戻しが入ると指数を押し上げるという面もあったものと思います。

 昨日までの大幅下落の反動から買い直されて堅調となりました。円高が進んだにもかかわらず輸出株に高いものが見られたり、内需株が買われる中で、売られるものがあったりと何となくちぐはぐな展開となっていました。売買高が少ないなかで、先物主導で振らされた面もあるのでしょうし、月末接近ということで、持高調整の売り買いも見られたのではないかと思います。米国FOMC(公開市場委員会)で超低金利継続が示されたことから、日本市場でもリスク許容度が増加したということなのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 転換線に上値を押さえられながら小動きとなりました。遅行線が日々線に上値押さえられていたのですが、遅行線が絡む日々線が大きな「窓」を空けているところであり、このタイミングで遅行線が日々線を抜けて来るかもしれません。ただ、RSIは上値余地はありながら下落となり、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示しており、いったんは下げ止まった基準線のサポートを確認することになるのかもしれません。遅行線と日々線の底値の日柄が一致する形で底入れとなるとしても、もう少し下値を試すか日柄がかかりそうです。

TOPIX

NYダウ

 基準線と転換線の間の狭い範囲での動きとなりました。ここで基準線は下げ止まるものと思われ底堅い展開が期待されます。遅行線が日々線を抜けるのか、日々線に押されて軟調となるのかが試されることになるのですが、RSIは上値余地がありながらも下落、ストキャスティックスも高値圏からの下落となっており、遅行線が日々線の底値と日柄が一致するにしてももう少し日柄の整理は必要あり、反発となるにはもう少し、値幅か日柄の整理が必要ということなのでしょう。

円相場

NYダウ

 遅行線が日々線に上値を押さえられながらの展開となっています。それでも遅行線が絡む日々線は5月の底値の日柄にあり、RSIはまだ下値余地もあるもののストキャスティックスも底値圏になって来たことでもあり、遅行線と日々線が「底-底」一致となって底入れとなる可能性も高いと思います。薄い雲の水準まで戻るのか、今度は遅行線が日々線にサポートされながら戻りを試す動きとなって来るものと思います。

銘柄ピックアップ

円高メリット株やディフェンシブ銘柄を物色

しまむら(8227) 8300 △160

 全般に小動きとなるなかで堅調となりました。昨日の引け後に6月の既存店売上高が前年同月比3.5%増加したと発表、4、5月と前年実績割れが続いていただけに、業績回復期待から買いが入りました。

トヨタ(7203) 3195 ▼25

 為替が円高に振れたことに加え、中国の日系自動車部品メーカーでのストライキの影響で工場の操業が止まっていることで、業績悪化懸念が強まり売られました。

ソフトバンク(9984) 2503 △68

 米アップル社の高機能携帯電話の最新機種が発売となったことから、契約者数の増加が期待されるとして買われ、堅調となりました。手掛かり難の中、分かりやすい材料ということで目先筋の買いも入ったものと思われます。

イオンモール(8905) 1844 △38

 3日ぶりに堅調となりました。昨日の引け後に2010年3−5月期の連結業績を発表、純利益が前年同期比で4%増えたことが好感され、買われました。

東 電(9501) 2425 ▼7

 新発10年国債の利回りが2003年8月以来約6年10カ月ぶりの低水準となったことから、資金調達コストの低下が期待されて買われましたが最後は目先筋の手仕舞い売りに押されました。

三菱商(8058) 2006 △16

 持高調整の買いが入って堅調となりました。オーストラリアで新首相が誕生、同国での鉱物資源会社に対する大型課税の実現が不透明になったことが好感された面もあるものと思います。

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