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日経平均 | 9768.70円 | △5.72円 |
売買高 | 17億5754万株 | − |
日経平均先物 | 9760円 | ▼40円 |
売買代金 | 1兆2559億円 | − |
TOPIX | 880.46 | △1.94 |
値上がり銘柄 | 1244銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 413.25 | △11.21 |
値下がり銘柄 | 335銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1262.96円 | △8.27円 |
変わらず | 95銘柄 | − |
騰落レシオ | 78.18% | △2.73% |
売り先行で始まるも底堅い展開、上値も重く方向感なく小動き
週末の米国市場が大幅安となったことや先週末に大幅高となった反動から売り先行となりました。ただ、先週末に見られたように持高調整の売りが一巡となったと見られることや朝方発表された鉱工業生産指数が予想を下回って為替が円安に振れたことから、底堅い展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)は売り越しと伝えられましたが、売り買い共に株数は少ないことから持高調整の動きが止まったと見られ、売り急ぐ動きはほとんど見られず、値ごろ感からの買いも入り一時堅調となりました。
後場に入ると堅調な展開となりました。寄付きから買い先行となったあとも積極的に買い上がる動きはないものの、売り一巡感もあって堅調となったものと思います。先週戻りを試す動きとなっていた商社株などは手仕舞い売りや目先筋の利益確定売りに押されて軟調となり、化学株や通信株も軟調となりましたが、特に何を嫌気して売られているということでもなく、目先筋の売り買いが中心となっていたようです。為替の落ち着きが続けば、足元の業績が好調とされる中で売られ過ぎの修正も続くものと思われ、堅調な展開が続くものと思います。
小型銘柄も堅調なものが目立ち、特にインターネット関連銘柄などが買われました。東証マザーズ指数は大幅高となり、日経ジャスダック平均は上値が重かったのですが堅調となりました。先物はまとまった売り買いは少なく、散発的に見られるまとまった売り買いも方向感を持っているというよりは目先の買戻しや利益確定売りと見られ、指数への影響はほとんどありませんでした。先行き不透明感も根強く、最後まで持ち切れないということなのでしょう。
底入れ感は出てきたのですが、まだまだ市場参加者は増えない感じです。月末ということで、「お化粧買い」なども期待されたのかもしれませんが、それよりも月が替わるのを待っているというような感じで目先筋の売り買いも細っていたものと思います。好業績銘柄の売られ過ぎの修正は続くものと思われ、欧州などの金融不安や金融規制強化懸念が強まらない限り戻りを試す動きが続くものと思います。
先週末の水準でもみ合いとなり、底堅さが確認されました。先週の火曜日から木曜日までの3日間の水準が底値と確認されつつあると見ても良いと思います。「アイランドリバーサル」という典型的な相場の変化点であり、騰落レシオや移動平均線、基準線からの乖離から見ても戻りを試してもいいところでもあり、RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発を示しており、転換線を抜ければ転換線をサポートに基準線の水準まで戻りを試すことになりそうです。
転換線に上値を押さえられてしまったもののRSIもストキャスティックスも底値圏からの反発となっており、戻りを試す展開となりそうです。逆に言えば転換線に上値を押さえられながらも堅調となっていると見られ、ここで転換線を抜けて基準線や雲のねじれの水準を目指すことになるでしょう。
遅行線は雲を抜けたものの、日々線は雲や基準線に上値を押さえられました。それでも転換線にサポートされて堅調となっています。RSIは方向感なくまだ下落傾向とも見られますが、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっており、堅調な展開が続くのではないかと思います。雲の厚いところでは上値も重いのかもしれませんが、雲の薄くなったところで上伸となる可能性がありそうです。
円高一服で堅調だが好材料への反応は鈍い
週末の新聞で2010年度の設備投資動向の前産業の計画が3年ぶりに前年度に比べてプラスとなったと報じられ、同社にとってもメリットは大きいとの見方から買われて堅調となりましたが上値の重さを確認すると目先筋の利益確定売りに押されて軟調となりました。
堅調な地合いが続いています。シンガポール政府と次世代送電網(スマートグリッド)など社会インフラ整備事業で連携すると新聞で報じられたことや水インフラ事業に注力する計画も打ち出したことが好感さたものと思います。
同社などを中心とした企業などが金属並みに加工が容易な炭素繊維材料を開発したと新聞で報じられましたが、材料への反応は鈍く、軟調な始まりとなり、その後も上値の重い展開となりました。
先週末の引け後に2009年11月−2010年4月期の連結最終損益が従来予想を上回ったと発表、2010年10月期通期の業績見通しを引き上げたことも好感されて買われ大幅高となりました。
短期的にアジアの売上成長が鈍化が懸念されるとして外資系証券が投資判断は「買い」で据え置いたものの目標株価を引き下げたことが嫌気されて売られ軟調となりました。
先週末の引け後に2009年8月−2010年4月期の連結決算を発表、純利益が前年同期比約2倍となったことから、大幅増益を好感した買いが入り大幅高となりました。
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