出遅れ銘柄、売られすぎ銘柄に注目
米GE(ゼネラル・エレクトリック)と共同で次世代照明として期待される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明用の光源を2010年度にも実用化する。白熱電球と同水準の明るさを出す試作品開発に成功、今秋までに量産技術を開発する。
ホンダは12月を目処に電動バイクを発売する。モーターの出力や車体の大きさは排気量50CCの小型スクーターとほぼ同じで、現段階では想定価格50万円程度を想定している。基幹部品のリチウムイオン電池は東芝から調達する。ヤマハ発動機(7272)も今夏に電動バイクの発売を予定しており、電気自動車(EV)が二輪にも広がってきた。
生活関連の大手企業が中東・アフリカや中南米市場を開拓する。バンダイナムコHDはメキシコに販売会社を設立、「無印良品」の良品計画は年内からイスラエルで出店を始め、ユニチャームは2012年度、エジプトにアフリカ初の紙おむつ工場を稼動させる。内需型企業は海外戦略の中核にアジアを据えてきたが、同じ成長市場の中南米や中東にも布石を打ち、将来の収益拡大を狙う。
子会社のシチズン電子は2010年度中に白色LED(発光ダイオード)の生産能力を世界で2割引き上げる。中国の拠点再編などで照明向け白色LEDの設備を増強する。2012年3月期に照明向けで世界シェア1割以上を確保したい考え。
シャープはテレビ向けに大型液晶パネルを生産する工場のフル稼働を当初計画の今年10月から7月に前倒しする。中国など新興国での液晶テレビ市場拡大でパネルの需要が急増しているため。パナソニックも液晶パネルの新工場を今夏にフル生産させる。
発行ダイオード(LED)用の部品事業に参入する。LED素子を実装する基板の量産ラインを今夏にも稼動、2011年度に10億円規模の売上を目指す。半導体分野で培ったリードフレームや金型技術を生かし照明用に急拡大しているLED市場を開拓する。
売り 2380万株
買い 1870万株
(金額ベースも売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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