速報
» 2010年03月19日 15時59分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:3連休を控えた週末だが、米国株高や為替の落ち着きに持高調整の買い戻しもあって堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10824.72円 △80.69円
売買高 17億5198万株
日経平均先物 10750円 △60円
売買代金 1兆1834億円
TOPIX 948.93 △8.14
値上がり銘柄 1144銘柄
東証マザーズ指数 438.85 △4.14
値下がり銘柄 398銘柄
日経ジャスダック平均 1255.78円 △2.26円
変わらず 136銘柄
騰落レシオ 127.78% △1.53%

日経平均

3連休を控えた週末だが、米国株高や為替の落ち着きに持高調整の買い戻しもあって堅調

 3連休を控えた週末と言うことや決算期末ということもあり、手仕舞い売りに押されるかと思ったのですが、米国市場が堅調となったことや為替が落ち着いた動きとなったことから、買い先行となり、寄付きからの買いが一巡した後も外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、値持ちの良い展開となりました。積極的に買い上がるわけでもないのですが、業績回復を織り込むように買いが入り、持高調整に買い戻しも見られ堅調となりました。

 後場に入ってからも週末の手仕舞い売りをこなして堅調な地合いが続きました。寄り付きこそ売り物がちに始まったものの上値の重さを確認しても売り急ぐ動きはなく、好業績銘柄や高配当銘柄をしっかりと拾うように、盛り上がりには欠けるのですが値持ちの良い展開が続きました。引けを意識する時間帯にも手仕舞い売りが嵩こともなく、目先筋の見切売りも少なく最後までの値持ちの良い相場となりました。

 小型銘柄も堅調なものが多く東証マザーズ指数は堅調となったのですが、日経ジャスダック平均は利益確定売りも多く堅調ながらも上値の重い展開となりました。先物もまとまった売り買いは散見されましたが、追随するような、方向感を持った売り買いは少なく目先筋の持高調整が中心と見られ、指数を大きく動かすことはありませんでした。散発的にまとまった売り買いが出ると動きかける場面も見られましたが手仕舞いの売り買いも多く、大きな動きになりませんでした。

 懸念された持高調整の売りは3連休を控えた週末も大きな売りはなく、最後まで動きはありませんでした。さすがに指数には過熱感強く、来週以降は上値の重い展開となるのでしょうが、持高調整の売りがあるのではないかと思った売り方の買戻しが一巡となるのかどうか、引き続き目先的な需給に振らされることになるのでしょう。ただ、業績回復が期待されるところでは配当取りや株主優待狙いの買いも入るものと思われ、過熱感を冷ましながらも底堅い強含みの展開となるのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 方向感に乏しく今度こそ「孕み足」となりました。一昨日の高値を上に抜けるのか、昨日の明日値したに抜けるのかで当面の相場の方向が決まりそうです。ストキャスティックスもRSIも高値圏にあり、上に抜けても過熱感が増すばかりで、どちらかと言うと下に抜けて押し目を確認しながら、過熱感を冷ますことになるのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 日経平均よりも強含みとなっており、上に放れそうですが、逆に言えば上値も重くなっているということです。RSIは若干上値余地もあるのですが、高値圏からの調整を示唆し、ストキャスティックスも高値圏にあり、週明けの相場が軟調となると一旦押し目を確認するような過熱感を冷ますような展開になるものと思います。

円相場

NYダウ

 引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。

銘柄ピックアップ

好材料に敏感に反応

コニカミノルタ(4902) 1056 △25

 多機能周辺装置(MFP)の新製品効果に加えてコストダウン効果などから利益率も改善しているとして、外資系証券が目標株価を引き上げたことが好感されて買われ、堅調となりました。

戸田工(4100) 733 △100

 ストップ高となりました。伊藤忠商事(8001)が戸田工業が米国に設立するリチウムイオン電池材料の生産会社に50%出資すると新聞で報じられ、自社の技術力に加え、大手商社の世界的な材料調達や販路などネットワークを生かすことが出来、今後の競争力向上が期待されて買われて大幅高となり、後場に入って2010年3月期通期連結業績を上方修正、最終損益が黒字になりそうだとして更に買われストップ高となりました。

日電硝(5214) 1326 △46

 液晶パネルの受注が台湾や韓国で好調と伝えられ、4−6月期の需要見通しも堅調と外資系証券が指摘、同業ということで業績上振れ期待から買われて大幅高となりました。

日 立(6501) 326 ▼1

 昨日の引け後に2010年3月期末の配当を見送る(従来予想は未定)と発表したことが嫌気されて売られました。ここまで堅調な戻りとなっていただけに失望感から見切売りも嵩んだものと思います。

ニコン(7731) 2031 ▼63

 露光装置などの回復が株価に織り込まれたとして外資系証券が投資判断を引き下げたことから手仕舞い売りが嵩んで大幅下落となりました。

イオン(8267) 1012 △24

 昨日の引け後に業績の上方修正を発表、来期の2桁近い増益が期待できるとして外資系証券が目標株価を引き上げたことが好感されて堅調となりました。

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