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日経平均 | 10664.95円 | △101.03円 |
売買高 | 18億2879万株 | − |
日経平均先物 | 10680円 | △110円 |
売買代金 | 1兆1548億円 | − |
TOPIX | 930.38 | △7.94 |
値上がり銘柄 | 1280銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 416.82 | ▼0.26 |
値下がり銘柄 | 281銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1227.79円 | △0.58円 |
変わらず | 104銘柄 | − |
騰落レシオ | 102.96% | △1.32% |
SQ算出を前に波乱も予想されたが、持高調整の売りも見られず堅調
米国市場は上値も重かったのですが、為替が円安に振れたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、堅調となりました。寄り付き前に発表されたGDP(国内総生産)改定値が下方修正となったものの設備投資に変更もなかったこともあって、売り材料ともならず、寄り付きの買いが一巡した後も持高調整のようなまとまった売りも見られないことから、業績回復を織り込むように堅調な展開となりました。
前場の引け後に中国のCPI(消費者物価指数)が発表され、ほぼ予想通りとなったのですが、金融引き締め懸念が台頭、後場は上げ幅を縮小した始まりとなりました。それでも売り急ぐ動きもなく、先物を売り叩くようなこともなく、持高調整の売りが見られないとなると値持ちも良く、値持ちの良さを確認するとSQ(特別清算指数)算出を控えてはいるものの買戻しを急ぐ動きも見られ、堅調な地合いが続きました。引けを意識する時間帯にもSQ算出を控えているにもかかわらず買戻しなども見られて値持ちは良く、最後まで堅調な地合いが続き、最後は買戻しを急ぐ動きもあり、高値引けとなりました。
小型銘柄は主力銘柄が堅調となる中で乗り換え対象となったように軟調なものが目立ちました。日経ジャスダック平均は小幅高ですが、東証マザーズ指数は小幅安となりました。先物も朝方まとまった売り買いが見られた後は乗り換えの動きが中心となっていたようです。ただ、引けを意識する時間帯にはオプションのヘッジと見られるようなまとまった先物買いも見られ、指数を押し上げる場面もありました。
海外要因は決して芳しいものではないのですが、堅調となりました。元々目先的な需給懸念だけで買い手控えられていた面も大きく、SQを前に持高調整の売りが出ないとなるとちょっとした買戻しが入ると指数が上昇するということなのでしょう。売り急ぐ動きがないことで、先物を売り叩く動きもなく、オプションのヘッジとしての先物買いなども指数を押し上げる要因となったものと思われます。ここからは業績回復を織り込むことになるのかどうかが注目されますが、明日のSQが逆に戻り売りのタイミングとなる可能性もあり、明日のSQ後の動きが大いに注目されます。
雲を抜けて「三役好転」が確認された格好ですが、ローソク足の形が「首吊り足」と言う形になる可能性があり、RSIはまだ上値余地はあるものの高値圏にあり、ストキャスティックスは高値圏にあって下落のタイミングを測る状況にあり、いったんは雲のサポートを確認しながら目先的な過熱感を冷ますことになるのかもしれません。明日の寄付きが高いと上値を試す動きになる可能性が高く上値の節目と見られる10800円から900円水準を試すことになり、明日の寄付きが安いと10500円水準での底堅さを確認する動きになるか、雲のサポートを確認するように10200円台まで調整となってしまいそうです。
遅行線はまだ基準線に上値を押さえられた状態ですが、日々線は雲を抜けて来ました。ただ、ローソク足の形が「気迷い線」となっており、明日の寄り付きが高いか安いかで方向が変わる可能性もありそうです。RSIはまだ上値余地もあって上昇が続いていますが、ストキャスティックスは高値圏で売りのタイミングを測るような格好となっており、明日の寄り付き、あるいは寄り付きの売り買い一巡後に軟調となるようであれば日々線が雲にサポートされながらも調整となって来るのではないかと思います。明日の寄り付きの売り買いが一巡し後も高いと、1月の高値を窺うような展開になって来るものと思います。
引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。
持高調整の売りは見られず総じて堅調
パソコンなどの記憶装置に使うガラス製ハードディスク基板の新工場をマレーシアに建設すると新聞で報じられ、急拡大が続く新興国での需要を取り込む戦略が評価されて買われ、堅調となりました。
買い先行で始まったものの、ブラジルの資源大手が日本の鉄鋼各社に2010年度の鉄鋼石の価格を2009年度に比べて90%以上の値上げを提示したと新聞で報じられ、原材料コストの増加による採算悪化懸念から売りが嵩み軟調となりました。
連日の昨年来高値更新となりました。薄型テレビなどの需要拡大や2011年3月期の黒字転換を期待した買いやコスト削減が進んでいると新聞で報じられたことから好感する買いが入り、買戻しを急ぐ動きもあって堅調となりました。
電子材料部門と金属加工部門の業績が好調に推移していると新聞で報じられ、好感する動きや業績上振れ期待から買われて堅調となりました。
為替が円高一服となっているなかで、先月末から値下げをしたことで、収益拡大期待が後退、利益確定売りや見切売りも嵩んで軟調となりました。
昨年来安値更新となりました。繰り延べ税金資産が急増していると新聞で報じられ、財務悪化懸念が嫌気されたものと思われます。繰り延べ税金資産は将来の税金を減らす効果はあるが、取り崩しにより最終損益をあっかさせる要因にもなる。
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