クリスマスで休場清水洋介の「日々是相場」朝刊(1/2 ページ)

» 2009年12月28日 07時37分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>休場

<NASDAQ>休場

<為替:NY終値>91.45-91.51

クリスマスで休場

 クリスマスで休場となりました。今年一年の締めくくりという感じですが、相変わらずファンドなどの影響が大きい一年でなかったかと思います。ただ、米国市場では輸出企業などから業績の回復が見られ、雇用や個人消費にも何となく底入れ感も出てきています。住宅市況はまだ今一つとなっており、欧州を中心に信用不安も拭いきれてはいないのですが、景気回復を織り込む堅調な展開が続くものと思います。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は海外の市場が休場となるなかで方向感のない展開となりました。先日までの大幅上昇の反動から上値の重い展開となりましたが、下値を売り叩く動きもなく、方向感なく小動きとなりました。持高調整の売りもなく年末の株高を期待する向きもあって売り急ぐことにはならず、底堅さも見られたものと思います。

 週明けの日本市場は海外市場が休場となったことから、方向感のない展開が続くものと思います。為替次第と言う感じもしますが、為替に動きが出なければ上がれば売られ、下がれば買われるような目先筋中心の指数に方向感の見られない相場展開が続くものと思われます。幕間つなぎとして値動きの良い銘柄や新興市場銘柄などが物色されるのでしょうし、目先筋の買いで銀行株などの反発は期待されるかもしれません。ハイテク銘柄など輸出株は為替に大きな動きがなければ押し目ではしっかりと買いも入って、指数も底堅い堅調な展開が続くものと思われます。

 日経平均の水準が10200円水準から500円、600円といった範囲での動きとなるのか10500円水準での底堅さを確認することになるのかが注目されます。本日はそれほど大きく方向感が出るとも考え難く、10500円水準での底堅さを確認する動きとなるのではないかと思います。大きく円高に振れることがなければ、今後も10500円水準を下値に8月高値を窺うことになるのではないかと思います。円高となるようであれば、10100円台半ばから200円台半ばを底値に10500円から600円水準を上値とした範囲でのもみ合いとなるのでしょう。

本日の注目点

◇11月の毎月勤労統計(厚労省)

◇11月の鉱工業生産指数速報(経産省)

◇11月の商業販売統計速報(経産省)

◇決算・3−11月期:ポイント(2685)、DCM JapanHD(3050)、しまむら(8227)

◇決算・6−11月期:ウェザーニューズ(4825)

◇決算・9−11月期:ライトオン(7445)

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