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» 2009年12月04日 16時09分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:節目まで戻った達成感や週末の手仕舞い売りをこなして高値引け (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10022.59円 △44.92円
売買高 23億1824万株
日経平均先物 10000円 △50円
売買代金 1兆5101億円
TOPIX 889.58 △1.54
値上がり銘柄 523銘柄
東証マザーズ指数 406.21 △1.91
値下がり銘柄 1037銘柄
日経ジャスダック平均 1139.87円 △2.88円
変わらず 121銘柄
騰落レシオ 75.29% ▼0.25%

日経平均

節目まで戻った達成感や週末の手仕舞い売りをこなして高値引け

 前日の大幅高の反動から軟調な展開が予想されましたが、為替が円安に振れたことから、買い先行となり、節目と見られる日経平均の10000円を超えて始まりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられたことも買い急がせる動きとなったものと思います。ただ、寄り付きの買いが一巡したとは10000円を超えたことでの達成感や週末の手仕舞い売りやヘッジ売りもかさんで軟調となりました。それでも、下値を売り叩く動きはなく、底堅さが見られ、底堅さが確認されると目先筋の買戻しも入って堅調となりました。

 後場に入ると軟調な展開となりました。上値を買い上がるだけの材料に乏しいことや為替が円安一服となり円高方向に振れたこともヘッジ売りなどを急がせ、上値を押さえる要因となりました。それでも下値を売り叩くような動きは引き続き見られず、押し目では目先筋の買戻しも入り底堅い展開で小動きとなりました。引けを意識する時間帯には買戻しを急ぐ動きなども見られ、手仕舞い売りやヘッジ売りをこなして堅調となり、日経平均は10000円の節目を抜けて、連日の高値引けとなりました。

 小型銘柄も堅調となるものが多かったのですが、さすがに上値の重いものも多く東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均は堅調となり、二部株指数は小幅高となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、指数を大きく動かすような場面はありませんでしたが、最後は買戻しを急ぐ動きもあり、指数を押し上げる要因となりました。

 引き続き超低金利継続の動きが日本市場で見られたということでしょう。昨日の大幅高の反動が懸念される週末という割りには堅調となっていました。この流れを見ると、経済対策や米国景気の回復次第では底入れ感が強まり、日経平均の10000円水準のそ底値(?)を固めるような動きになるのかもしれません。米国景気の回復が一段と鮮明になり、出口戦略などが取り沙汰されると一段と円安に振れる可能性もあり、そうなると輸出企業の業績回復が期待されることになり、指数も8月高値を目指すことになるのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が雲や日々線を意識するところで下ヒゲの長い「寄り引け同事線」となりました。高値圏で出現すると「首吊り足」となって天井となるケースが多い形であり、RSIには上値余地があるのですが、ストキャスティックスは高値圏になっており、いったんここで押し目を確認するような動きとなるのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 遅行線が日々線に上値を押さえられ、日経平均と同様に「寄り引け同事線」であり、RSIには上値余地があるものの、ストキャスティックスは高値圏にあることから、「首吊り足」となって、いったん日々線が雲に上値を押さえられるように、遅行線が日々線に上値を押さえられるように押し目を探る動きとなるのかもしれません。

円相場

NYダウ

 基準線まで戻りましたが、上値の重い展開となりました。RSIもストキャスティックスも底値圏からの上昇が続いていることには変わりなく、いったん基準線に上値を押さえられてもすぐに抜けて、強含みの展開が続くのでしょう。

銘柄ピックアップ

前日の大幅高の反動や週末の手仕舞い売りをこなして堅調

積水ハウス(1928) 796 ▼10

 昨日の引け後に発表した2009年2〜10月期連結決算が赤字となったことが嫌気されて売りが先行、一時大幅下落となりました。8〜10月の受注は前年を上回ったものの短期的には厳しい状況が続くとの見方も多いようです。それでも、買戻しも入り最後は底堅さも見られました。

J T(2914) 289900 △7700

 新聞等でタバコ税が1本あたり2〜3円引き上げられると報じられたことから、当初想定された引き上げ幅よりも少ないとの見方で好感する買いが入り買い気配から始まるなど堅調となりました。

三菱電(6503) 678 △23

 「パワー半導体を増産すると新聞で報じられ、好感する買いが入り大幅高となりました。「パワー半導体」の需要が堅調となっており、増産が評価されました。

日 立(6501) 246 △10

 特に材料が出たわけでもないのですが、増資の値決めを前に出遅れ感が指摘され、週末の買戻しを交えながら大幅高となりました。商いを伴って上昇していますが、目先筋が中心と見られます。

フリービット(3843) 317000 ▼22000

 昨日の引け後に2010年4月期連結業績の下方修正を発表。併せて自己株式の取得を発表しましたが、悪材料に敏感に反応して大幅下落となりました。

ビットアイル(3811) 58000 △5000

 昨日の引け後に自己株式を取得すると発表し、好感した買いが入りストップ高となりました。同時に発表された2010年7月期第1四半期決算を発表、利益はッ償却費増などから前年同期比で減益となりましたが、売上高が増加していることから特に悪材料視はされませんでした。

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