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» 2009年10月28日 16時21分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:円高を嫌気する売りなどに押されて連日の大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10075.05円 ▼137.41円
売買高 18億1950万株
日経平均先物 10080円 ▼170円
売買代金 1兆3506億円
TOPIX 888.80 ▼6.68
値上がり銘柄 558銘柄
東証マザーズ指数 437.70 ▼9.34
値下がり銘柄 1008銘柄
日経ジャスダック平均 1215.22円 ▼6.21円
変わらず 122銘柄
騰落レシオ 85.28% ▼5.13%

日経平均

円高を嫌気する売りなどに押されて連日の大幅下落

 米国ナスダック指数が大幅安となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、売り先行となりました。寄り付きの売りが一巡した後は下げ渋る場面もあったのですが、戻りも鈍く、戻りの鈍さを嫌気して見切り売りもかさむ、と言う展開でした。ハイテク銘柄などは円高を嫌気して売られ、好決算を発表した自動車株や再編に絡む思惑で金融株が堅調でしたが相場の下支えとはなりませんでした。

 後場に入ると一段安となりました。特に材料が出たわけではないのですが政策の方向性が相変わらず見えないことや金利上昇からの円高などを嫌気して売り直されてしまいました。節目と見られる10100円台半ばを割り込みましたが、10100円を割り込むところでは底堅さも見られました。ただ、買い気に乏しい状況は変わらず、最後まで買いは入らず見切り売りもかさんで大幅下落となりました。ディフェンシブ銘柄の一角が堅調でしたが特に買い急ぐわけでもなく持高調整の買戻しに過ぎないものと思います。

 小型銘柄も軟調なものが多く、東証マザーズ指数は大幅下落、二部株指数や日経ジャスダック平均も買い気に乏しいなかで、小口の見切り売りに押されて軟調となりました。先物もまとまった売り買いは散発的に見られるだけで、大きく方向感の見えるようなこともありませんでした。まとまった売り買いが出ても売り急ぐ、あるいは買い急ぐ動きもなくあくまでも散発的となって指数への影響はあまりなかったものと思います。

 臨時国会が始まっても日本郵政の「先祖がえり」くらいしか行われず、先の見えない状況には変わりありません。大きな流れが見えないことで、売り買いを積極的にする向きも減り、市場参加者が減ってますます方向感がなくなるという状況です。好決算を発表しても大きな流れ、政策の先行きが見えないことで利益確定売りも早く、上値の重さを嫌気してますます買いの手が引っ込むということで、市場の雰囲気も悪くなっています。政策の方向性がはっきりと見えるまではすっきりとしない展開が続くものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 あっさりと基準線の水準まで下落となりました。さすがに遅行線が雲にかかるところでもあり、下げ渋りましたがまだまだRSIもストキャスティックスも下落を示唆しており、調整が続くものと思います。基準線にサポートされて底堅くなっても遅行線が日々線に上値を抑えられえ上値も重くなりそうで、日柄の整理が必要ということでしょう。日々線が基準線を割り込んで雲の下限のサポートを試すような場面もあるのかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 下値を探る展開となっています。上値の重さは言うまでもないような展開になり、RSIやストキャスティックスが下がりきるまでは9月安値水準=5月、7月の安値水準を窺うような場面もあるのではないかと思います。日柄的には日々線が雲のねじれの日柄に応答するところで遅行線が日々線と「底−底」一致となって反転してくるのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 雲に上値を押さえられた格好となりました。遅行線も日々線に絡んだ動きとなっており、「天−天」一致でいったんは天井をつけた可能性が高くなりました。RSIは上値余地もあるのですが、日々線が雲に上値を押さえられて遅行線が日々線に沿うように調整となって来るのではないかと思います。転換線や基準線のサポートを確認することになるのでしょう。

銘柄ピックアップ

好決算への反応も長続きせず

ホンダ(7267) 2940 △95

 昨日の引け後に2010年3月期の連結純利益が従来予想を大幅に上回りそうだと発表、ADR(米預託証券)も大きく上昇したことのあって、好感して買い気配から始まるなど大幅高となりました。

コジマ(7513) 455 ▼8

 28日付の新聞で2009年4−9月期の連結経常利益が従来予想を上回ったもようと報じられたことから、連結業績の上振れ期待や割安感が強まることを好感して買われ、買い先行で始まったものの目先筋の利益確定売りに押されて軟調となりました。

日立建(6305) 2220 ▼70

 昨日の引け後に2009年4−9月期決算を発表、従来予想よりも赤字幅が縮小したが、上振れ期待も強かっただけに特に材料視されず、出尽くし感から売られて軟調となりました。

日清紡HD(3105) 862 ▼27

 2009年4−9月期の連結経常利益が従来予想を大きく下回ったもようと新聞で報じられ、嫌気する売りに押されました。半導体子会社で税金資産の取り崩しが発生、最終損益が赤字に転落したと報じらたれたことが嫌気されました。

良品計画(7453) 4130 ▼100

 価格戦略に疑問があるということで、外資系証券が投資判断を引き下げ、特に材料のない銘柄への買い気が乏しいことや地合いの悪さもあって売りがかさみ大幅下落となりました。

グンゼ(3002) 372 ▼34

 後場の取引時間中に2009年4−9月期の連結決算を発表、併せて2010年3月期の通期連結業績予想を下方修正し、嫌気する売りに押されて軟調、大幅安となりました。

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