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» 2009年10月08日 16時12分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株もまちまち、円高の割りには底堅く、方向感のない展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9832.47円 △32.87円
売買高 19億1710万株
日経平均先物 9860円 △70円
売買代金 1兆3058億円
TOPIX 887.59 △1.90
値上がり銘柄 703銘柄
東証マザーズ指数 437.23 △1.14
値下がり銘柄 844銘柄
日経ジャスダック平均 1204.57円 △1.07円
変わらず 137銘柄
騰落レシオ 69.43% △0.86%

日経平均

米国株もまちまち、円高の割りには底堅く、方向感のない展開

 米国市場はまちまち、為替が一段と円高に振れたのですが、買い先行となりました。ただ、昨日の大幅高の反動や持高調整の買戻し一巡感もあり寄り付きの買いが一巡した後は下値を試すような動きも見られました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられ、大手電機株や海運株にまとまった買戻しが見られたこともあり、底堅い展開となったのですが、相変わらず持高調整や目先筋の売買が中心となった方向感のない展開となりました。前場中ごろには先物にまとまった買いが入り上値を試す動きも見られましたが、最後まで買い切れずに上値の重さを確認する格好となりました。

 後場も一段と方向感のない展開となりました。先物へのまとまった売り買いでもあれば動きも出たのかもしれませんが、まとまった売り買いもほとんどなく、前場の流れを受けた持高調整の売り買いが中心で指数に方向感の出ることはありませんでした。戻りかける場面では手仕舞い売りに押されるという状況で好材料への反応も限定されて、目先の需給だけで動いているといった感じです。円高に振れる場面で輸出株が売られるといった素直な動きであれば追随もしやすいのでしょうが、関係のない動きとなっており、対応が難しいということなのでしょう。

 小型銘柄も方向感のない展開となっていますが、インターネット関連銘柄など値動きの良さを好感する動きもあり、底堅い堅調な展開となりました。東証マザーズ指数は堅調、二部株指数は横ばい、日経ジャスダック平均は小幅安となりました。先物へのまとまった売り買いも散発的には出ているのですが方向感を持った売り買いというよりはあくまでも目先的な動きとなっているようで、オプションSQ(特別清算指数)に絡んでの動きもほとんどなく、指数を動かすこともありませんでした。

 今週に入ってからは一段と盛り上がりに欠ける展開となっています。目先的な需給、持高調整の売り買いが中心で相場の方向感はなく、大幅下落となっても悲観論が強まることもなく、大幅高となっても楽観的な見方が増えるわけでもないようです。少なくとも昨年のような投げ売りがかさむようなこともないのでしょうし、業績の極端な悪化と言うこともなさそうであり、持高調整の売りに押されているような銘柄は決算発表などをきっかけに切り返してくるのではないかと思います。目先の需給に振り回されている指数からは目を離して、もう一度個別に方向を確認してみてもいいのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 雲に上値を押さえられました。遅行線は雲を意識して底堅いのですが、RSIも下げ切っておらずストキャスティックスが底値圏からの反発となっても戻り切らないのでしょう。引き続き雲に上値を押さえられながら、RSIの下落を待つような、下値を試しつつも底堅く、かといって戻りきらずに上値の重い、もみ合いの展開が続くのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 売られすぎの感は依然として強いのですが、RSIにも下落余地はありまだ買い切れないようです。遅行線が雲を意識するところでは上値も重くなって来るものと思われ、日々線も転換線に上値を押さえられたこともあり、いったん戻りも一服となって来るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 相変わらず下値を探る動きです。RSIもストキャスティックスも底値圏といえるのですがまだ下値余地もあり、そろそろ底堅さも出てくるのでしょうが買戻しを急がなければならない決定的な形でもないという感じです。まだしばらく売り飽き気分も出てくるまで、RSIやストキャスティックスが底値圏に張り付くまで底堅いながらも戻りの鈍い展開が続くのかもしれません。

銘柄ピックアップ

海運株や陸運株に買戻しが入って高い

郵 船(9101) 368 △25 、 商船三井(9104) 565 △31

 両社加え、明治海運(9115)や川崎汽船(9107)など海運株が軒並み大幅高となりました。バルチック海運指数が底堅い堅調な展開になって来たことをきっかけに持高調整の買戻しを急ぐ動きから大幅高となりました。外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことも上げを加速させました。

三井不(8801) 1527 ▼31 、 菱地所(8802) 1417 ▼19

 両社を中心に不動産株が軒並み軟調となりました。オフィス空室率が上昇となったことが理由との見方もありますが、持高調整の買戻しが一巡したことで前日までの上昇の反動から売られたのでしょう。

エルピーダ(6665) 1135 △24

 3日続伸となりました。持高調整の買戻しが続いていることに加え、世界最先端の小型チップの量産を始めると新聞で報じられ、生産効率の向上から収益拡大が期待されるとして買いが入りました。

京セラ(6971) 7780 △110

 7−9月の部品受注額が4−6月期に比べ15%増加した模様と新聞で報じられ、業績改善を期待する買いが入り、持高調整の売りが一巡したことや外資系証券の目標株価引き上げもあって堅調となりました。

東 電(9501) 2285 ▼15

 持高調整の売りが続いていることに加え、税制改正の中で新たなエネルギー課税を検討していると報じられ、収益圧迫を嫌気する見切り売りに押されて3日続落となりました。

ヤマトHD(9064) 1404 △24

 2009年4−9月期の連結英営業利益は前年同期比17%増となった模様だと新聞で報じられ会社予想を上回ることが好感されて買い気配で始まるなど堅調となりました。持高調整の売りに押されたことから値ごろ感からの買いが続いているものと思います。

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