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» 2009年07月03日 16時11分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株は大幅下落したが、織り込み済みで底堅い展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9816.07円 ▼60.08円
売買高 18億7071万株
日経平均先物 9840円 ▼50円
売買代金 1兆3545億円
TOPIX 920.62 ▼3.40
値上がり銘柄 535銘柄
東証マザーズ指数 446.91 △3.30
値下がり銘柄 1055銘柄
日経ジャスダック平均 1214.45円 △1.40円
変わらず 108銘柄
騰落レシオ 117.23% ▼ 2.06 %

日経平均

米国株の大幅下落もある程度織り込み済みということから買戻しも入って底堅い展開

 米国株が大幅安となったことや為替も円高となったことなどから売り先行の始まりとなりました。売り気配から始まるものも多く、大幅安の始まりとなりましたが、寄り付きの売りが一巡した後は昨日軟調となっていたことで米国株安はある程度織り込まれているものとして、節目と見られる9700円水準で底堅い展開となりました。いったん底堅さが見られると外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、持高調整と見られる買戻しも入り戻り歩調となりました。

 後場も引き続き戻り歩調とはなったのですが、週末の手仕舞い売りも多く戻りも限定的となりました。それでも先物に散発的ではあるのですが、まとまった買いも見られ、その都度戻りを試しながら下げ幅を縮小する展開となりました。結局は週末の手仕舞いの売り買いやヘッジ売り、持高調整の売り買いが交錯しながらも底堅く、軟調ながらも高値引け、日経平均の9700円から800円水準の節目での底堅さを確認する格好となりました。

 小型銘柄は主力銘柄が軟調となるなかで幕間つなぎとして物色されるものが多く、二部株指数は小幅安となったものの、日経ジャスダック平均は堅調、当初マザーズ指数は大幅高となりました。先物は散発的にまとまった買いが入り指数を下支えする格好となりました。上値を買い上がるところまでは行きませんでしたが、週末の手仕舞いの買戻しも多かったのではないかと思います。週末の米国市場が休場ということもあり、ヘッジ売りも限定されていたようです。

 米国離れ、ではないのですが、米国株が高いときに軟調となり、大幅下落となっても底堅い展開となっています。米国景気の動向を無視しているということではなく、そうした動きを見ながら持高調整などの動きもあり、米国離れのように見えるのでしょう。また、指数に関係のないところで目先筋が値動きの良い銘柄を次々と物色するような動きも見られ、信用収縮も懸念されましたが、今のとこと特に資金の回転と言う意味では心配はなさそうです。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線を意識したところで、日々線が基準線にサポートされた格好です。RSIもストキャスティックスも上昇余地もあり、週初に堅調となれば、強含みの展開となりそうです。逆に基準線を割り込み遅行線が日々線の水準まで下がるようであれば、調整が長引きそうです。

TOPIX

NYダウ

 基準線と転換線に絡みながらの動きです。基準線が上値を押さえているようにも見えますが、来週の相場で遅行線が日々線を割り込まなければ基準線も抜けて、サポートとして機能してきそうです。また、逆に週初に堅調となれば基準線のサポートを確認する格好となって来るのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 かろうじて雲の下限でサポートされています。遅行線も日々線に絡みながらの動きであり、RSIやストキャスティックスも上昇余地もあり、雲の中で強含みの展開が続くものとも思います。

銘柄ピックアップ

軟調ながらも底堅さも見られる

HOYA(7741) 2010 △50

 HDD(ハードディスク駆動装置)や液晶用フォトマスクの受注が改善し、2009年4−6月期の連結営業利益が2四半期ぶりに黒字に転換したようだと新聞で報じられ、業績面で安心感がある銘柄として物色されました。

ファーストリテイ(9983) 12050 ▼360

 軟調となりました。2日の引け後に6月の既存店売上高が前年同月比で増加したものの、期待されたほどではなく、4月、5月に比べ伸びが鈍化したことが嫌気され、週末の手仕舞い売りもあって軟調となりました。

CSK HD(9737) 465 △16

 買い気配で始まり、全般的に軟調な相場展開の中で大幅高となりました。住友商事(8053)などが出資すす投資会社を引き受け先とする第三者割当増資を実施、財務基盤の強化が図れると好感した買いが入りました。

クボタ(6326) 807 △8

 水道管などに使うダクタイル鋳鉄管をめぐるカルテル事件の審判で、課徴金納付を命じられたことを嫌気して軟調となる場面もありましたが、手詰まり感が強い相場の中で中国関連、農業関連との位置づけで幕間つなぎ銘柄として買われ、堅調となりました。

三菱商(8058) 1733 ▼24

 特に悪材料が出たわけでもないのですが、週末の手仕舞い売りがかさむなか、原油や銅などの資源価格が引き続き海外で軟調となっていることなどから見切り売りがかさみ軟調となりました。

ヤマダ電(9831) 6060 △230

 1日から受付が始まった「エコポイント」と商品との交換が予想をはるかに上回っていると伝えられたことから販売が好調との見方から買いを集め大幅高となりました。

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