内需株の物色が見られるかどうか
住宅用断熱材の納入先である全国約300の有力工務店向けに、今年夏から太陽電池の供給を始める。自社生産した太陽電池の9割以上を欧州などに輸出してきたが、景気後退で欧州の需要が急減しており、当面は日本市場の開拓に軸足を移す。
米国で販売許可を申請中の糖尿病の新薬候補について、追加の臨床試験(治験)が必要になったと発表。これにより同社が年内に計画していた米国での新薬発売は約2年遅れる見通しとなった。
英ロンドンに開設した製造・研究拠点で2011年にも乳がん向け抗がん剤の生産棟を新設する。現地生産によって迅速に供給できる体制を構築し、欧州事業のてこ入れにつなげる。
南米でプラント建設事業を拡大する。月内にもブラジル現地法人を設立するほか、ベネズエラでも拠点の再開を検討する。遠地での足場を固めて国営石油会社などとの関係を強化、中東に偏りがちな受注地域を広げ、収益源の多様化をはかる。
セメント各社は自動車の廃材をセメントの原燃料として再資源化する事業に本格参入する。再利用が難しかったガラスやプラスチックの破砕くずを有償で引き取り、セメントの製造工程で燃料や混入材料に使う。
発行済み株式の約22%の自己株式を公開買い付けで取得する。買い付け価格は1株1000円で約20%を保有する筆頭株主の豪投資ファンドが保有全株式を売却する方針。買い付け期間は30日から7月28日まで。
売り 1780万株
買い 1390万株
(金額ベースは買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング