コラム
» 2009年05月19日 07時00分 UPDATE

現役東大生・森田徹の今週も“かしこいフリ”:メイド喫茶の内側は? 現役メイド「あいりちゃん」に聞く(前編) (1/4)

あなたはアキバのメイド喫茶に行ったことがあるだろうか。メイドといえばエプロンドレスを身にまとい、お客を「ご主人さま」と呼ぶといったイメージを浮かべる人も多いのでは。今回は現役メイド「あいりちゃん」に、アキバのメイド事情などをうかがった。

[森田徹,Business Media 誠]
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著者プロフィール:森田徹

1987年生まれ、東京大学経済学部経営学科在学中、聖光学院中高卒。現在、東大投資クラブAgents自民党学生部などのサークルに所属している。投資・金融・経営・政治・コンピュータ/プログラミングに興味を持つ。リーマン・ブラザーズ寄付講座懸賞論文最優秀賞、日興アセットマネジメント主催「投信王 夏の陣」総合個人優勝。主な著書に『東大生が教える1万円からのあんぜん投資入門 』(宝島社)


yd_airi.jpg あいりちゃん

 読者のみなさんは、聖地アキハバラに行ったことがあるだろうか? 彼(か)の地はメイドがチラシを配ったり、夜になると低音がきいた男臭い歓声がそこかしこであがったりする。外から見ると本当にわけの分からない場所である。

 アキバで以前、麻生太郎首相の路上演説をお手伝いしたことがある。自民党学生部として、1日アキバを駆けずり回ったことがあったが、そんなわけの分からない場所でも帰るころには全く違和感を覚えなくなっているのだから、人間の順応力とはスゴいものである。

 さて今回のテーマは、そんなアキバという非日常空間の演出に多大な貢献をしているメイドさんのことをよりよく知ることである。

 彼女らは、何を考え、何を感じ、いかなる構造の中で“お給仕”を行っているのか? そういったメイドの内外の状況が分かれば、この東京砂漠の中での非日常空間の楽しみ方が多少なりとも分かるかな? という意図である。加えて、メイドさんのホスピタリティーから何か学べるものがあるのなら、それを使って癒し系男子になろう! という魂胆である。

 そういったわけで、メイド喫茶のサービスやホスピタリティーなど接客関連のことを前編に、収益構造や経営戦略などより俯瞰(ふかん)的なビジネス関連のことを後編に、あいりちゃん(メイドネーム)を水先案内人としてメイド業界を見ていこう。

 きっと、新たな発見があるはずである。

メイド喫茶って何?

 話を始める前に、少しだけあいりちゃんについて紹介しておこう。彼女はアキバ近くの都内某女子大の3年生であり、メイド歴も3年になる。職歴としては、メイドゲーセンなるゲームセンターで働いた後、後述する分類で言うところの萌え系メイド喫茶に移り、現在では2008年オープンしたコンセプトカフェで働いている(ちなみに客を「ご主人様」ではなく「旦那様」と呼ぶお店だ)。

 筆者が慶應義塾大学で仮面浪人をしていたときに彼女が早稲田大学で仮面浪人をしていた関係で知り合って以来の友人だから、無理矢理それっぽい分類をすれば「インテリ女子」になるだろう。仮面浪人をした理由も、専攻を芸術関連のよりディープなものにしたかったからのようで、サブカルへの造詣(ぞうけい)も深い。

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