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» 2009年05月18日 08時36分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:景況感は予想を上回ったものの週末の手仕舞い売りもあって軟調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>8268.64▼62.68

<NASDAQ>1680.14▼9.07

<為替:NY終値>95.15-95.21

景況感は予想を上回ったものの週末の手仕舞い売りもあって軟調

 午前中に発表になったニューヨーク連銀景気指数や消費者態度指数、鉱工業生産指数が予想を上回ったことから買い先行、堅調な展開となりましたが、週末の手仕舞い売りや原油価格の下落からの石油関連銘柄の下落などもあり軟調となりました。あわててて売り叩くような動きは少なかったのですが、格下げ方向での見直しなどが取りざたされて金融株が軟調となり指数を押し下げました。

 大きく売られるような雰囲気でもないのですが、目先的な買戻し一巡感や景気底入れ感が強まってからの買いが一巡した感もあり、上値の重さが気になる展開となりました。後は底入れを確認し、企業業績の回復、個人消費などの回復の兆しが見えたところから買い直されることになるのではないかと思います。底入れ感は強まってはいるものの、まだ底入れ確認とはいかない状況で、自動車会社の問題などが解決するまではいったん調整となるのかもしれません。

 個別には政府から取締役会メンバーの入れ替え要請があったバンクオブアメリカは大幅下落、連れて前日の大幅高の反動もあってJPモルガンチェースやシティグループなど金融株が軒並み軟調、原油価格の下落を受けてエクソンモービルやシェブロンが安く、損益見通しが予想を下回ったJCペニーは大幅下落となりました。一方、投資判断の引き上げのあったアルコアが高く、IBMやグーグルなどハイテク銘柄の一角も堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国株が堅調となったことや前日の大幅下落の反動に加え、朝方発表になった機械受注が予想を上回ったことなどから買い先行で始まり、その後も週末の手仕舞い売りやヘッジ売りをこなして堅調となりました。ただ、為替が円高にふれたことなどから上値の重い銘柄も多く、指数の戻りも限定的となりました。

 週末の米国市場が軟調となったことや為替が円高傾向にあることなどから、本日の日本市場は押し目を確認するような展開になって来るのではないかと思います。決算発表もほぼ出揃ったなかで、「思ったほど悪くない」結果にはなり、底入れ感は出たのですが、回復の兆しが見られるものも少なく、売られすぎの修正一巡との見方もあり、いったんは押し目を確認することになるのではないかと思います。

 日経平均は9300円から500円水準の節目を確認するような格好となっており、再び下値の節目を確認することになるのではないかと思います。8800円から9000円あたりで下値を確認することになるのでしょうが、新型インフルエンザの経済への影響や米国自動車会社の問題などが取りざたされてくればもう一段下の8500円程度の節目を試すことになりそうです。為替が円高一服となれば、底堅さも見られるのでしょうが、円高が進むようであれば、輸出企業などの収益回復の遅れが気になってしまうのでしょう。

本日の注目点

◇4月の消費動向調査(内閣府)

◇4月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会)

◇決算・3月期:日本ゼオン(4205)、THK(6481)、ニチアス(5393)

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