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» 2009年05月15日 08時19分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:大幅下落の反動で堅調だが上値の重い展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>8331.32△46.43

<NASDAQ>1689.21△25.02

<為替:NY終値>95.78-95.84

大幅下落の反動で堅調だが上値の重い展開

 朝方発表になった新規失業保険申請件数は自動車会社の破綻の影響などもあり、予想を上回って悪化していましたが、前日の大幅下落の反動もあって堅調な始まりとなりました。その後も景気底割れ懸念や金融不安が薄れていることを好感する動きと、未だ雇用不安や個人消費に関する懸念が拭いきれないといった強弱入り混じる雰囲気のなかで堅調ながらも上値の重い展開となりました。それでも金融株などが堅調となったことで、大きく崩れることはなく指数は堅調となりました。

 市場にも底割れ懸念はなく、値ごろ感からの買い戻しも入るようです。雇用や個人消費といったところの安心感はまだ出ていないのですが、景気の更なる悪化や金融不安などへの懸念は薄れており、押し目を確認する動きにはなっているものの戻り相場はまだ続いていると見ても良いものと思います。目先筋の利食い売りや見切り売りはあるのですが、下値を売り叩くような動きや恐怖感に駆られて売り急ぐような動きもなく、一進一退の相場のなかで下値を確かめながら徐々に戻りを試す動きが続くのではないかと思います。

 個別には朝方決算を発表したウォルマートは売上高が予想に届かなかったことから売られ、小売株が総じて軟調となりました。JPモルガンチェースなど金融株は昨日までの下落の反動から大幅高となり、同様にインテルなどハイテク銘柄の一角も買われ、指数を押し上げる要因となりました。目標株価の引き上げのあったフォードは大幅高となりましたが、破綻が懸念されるGM(ゼネラルモーターズ)は大幅下落となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株安や円高を嫌気して大幅下落となりました。9300円の節目を割り込んだことで一気に9000円の節目を意識するところまで下落したものと思います。円高を嫌気して輸出関連銘柄が大幅下落、ここのところ指数の下支えとなっていたディフェンシブ銘柄なども買い戻し一巡感もあり大きく下落するものが見られ、指数を下押す要因となりました。

 朝方発表される機械受注統計が予想を大きく上回れば買われ、大きく下回ると売られることになるのでしょうが、米国株が堅調となったことから前日の大幅下落の反動が期待されます。ただ、米国でも反発が鈍かったように、日本市場も週末と言うこともあり戻りも限定的となって来るのでしょう。円高一服となったこともあり、昨日大きく下落した輸出関連銘柄や商社株などは戻りも期待され、ディフェンシブ銘柄も底堅さは見られるのでしょうが週末の手仕舞いの売り買いがせめぎ合う格好となりそうです。底堅いながらも上値の重いような展開となって来るのではないかと思います。

 昨日の反動が期待されますが、まだ下値を試す場面もあるのかもしれません。週末の手仕舞い売りが出るようであれば9000円の節目水準を試すことになるのでしょうし、戻っても取りあえずは9300円水準と見られ、その前に9100円台での戻りの鈍さが確認されるようであれば見切り売りに押される場面も出て来るのかもしれません。いずれにしても当面9300円水準から500円あたりが戻りの目処とされそうで、いったん8800円くらいまでは押し目を試すことになるのではないかと思います。

本日の注目点

◇3月の機械受注統計(内閣府)

◇4月の企業物価指数(日銀)

◇3月の特定サービス産業動態統計速報(経産省)

◇4月の米CPI

◇4月の米鉱工業生産

◇1−3月期のユーロ圏GDP

◇決算・3月期:みずほFG(8411)、三井住友FG(8316)、りそなHD(8308)、住友信託銀行(8403)、中央三井トラスト・HD(8309)、パナソニック(6752)、鹿島(1812)、テレビ東京(9409)、大正製薬(4515)、丸井グループ(8252)、CSKHD(9737)、日本水産(1332)、エイベックス・グループ・HD(7860)、森永乳業(2264)

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