つまりドコモ側から見れば、伊予鉄の「おサイフケータイ対応」は、普及戦略の第2段階ということになる。さらに愛媛支店が重視したのは、ソリューションビジネスとして初期段階から関わるのはもちろん、資本関係を持って「がっちりと手を組む」(大西支店長)ことだった。
「伊予鉄のおサイフケータイ対応はまだ最初のステップで、今後の機能向上にも積極的に関わっていきます。年内には(プリペイドバリューの)オンラインチャージを実現する準備を共同で進めています」(大西支店長)
その先の機能向上としては、伊予鉄側のニーズの高いおサイフケータイへの「定期券機能の実装」。さらに通信が使えるという携帯電話の特性を生かして、おサイフケータイを使った子ども向けのセキュリティサービスも検討しているという。
「定期券機能が実現すれば、学生が駅の改札を出入りしたタイミングがわかる。さらに学校の校門や玄関にもFeliCaリーダーライターを設置すれば、学校を出入りしたタイミングもわかる。これらの情報を親の携帯電話にメールすれば、子どもがきちんと通学しているかがわかります」(大西氏)
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