「○○放題」ビジネス全盛時代、あなたに「売り物」はありますか?ナレッジワーキング!!(2/2 ページ)

» 2014年07月23日 09時30分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]
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今のビジネスを無料で提供する企業が現れたら、どうする?

 もし、あなたの担当する製品やサービスをある日突然、思いもよらない競合がタダ同然で提供し始めたらどうしますか? あなたも競合に負けじと値下げするかもしれません。しかし、競合は無料同然のサービス価格でもあっけらかんとしています。その製品の機能やサービス提供でもうけるつもりはなく、別の手段で回収しようと考えているからです。

 それは、製品自体ではなく消耗品やメンテナンスサービスで回収しようとするいわゆるジレットモデルかもしれませんし、製品の使い方をデータ化してそのノウハウや知見を販売するビッグデータビジネスモデルかもしれません。

 「ドッグイヤー」どころか「マウスイヤー」と呼ばれるくらい速いスピードで技術革新が進んでいる時代です。どんなビジネスであっても、ある日、突然死を迫られる可能性があります。

今のビジネスを無料で提供する企業が現れたら、どうする?

今のビジネスからは直接収益が得られなくなったら、どうする?

 そんな問題解決のストーリーを日頃から頭に描いておくことが必要な時代になってきたようです。

 Amazonの読み放題サービス。作家としては微妙な気分ですが、読者としては……。もちろん、大歓迎です!

著者紹介 永田豊志(ながた・とよし)

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 知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。

 リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。

 近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』(中経出版刊)がある。

連絡先: nagata@showcase-tv.com

Webサイト: www.showcase-tv.com

Twitterアカウント:@nagatameister


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