「機内がより快適になるよう、環境を変えていきたい」――JAL SKY Wi-Fiの導入を担当した江幡氏の言葉だ。そして、「ビジネスパーソンの利用が多く、機内で仕事ができるのはうれしいという声も寄せられる」と振り返る。
機内でもメールが届くようになると、「ゆっくり休めない」と思う読者もいるかもしれない。だが、JALは「飛行機に乗ることによる制約」を感じさせないことを重視した。「機内で仕事ができれば、目的地についてから、家に帰ってからゆったりできます。JAL SKY Wi-Fiを利用することで、機内でもその先でも過ごし方が変わってきます」(江幡氏)
確かに、フライト直前までラウンジでメールのやり取りに追われているビジネスパーソンを見かける。だが、国際線で乗り遅れてしまうとリカバリーも大変なので、ストレスは大きくなる。機内で落ちついてからインターネットを使った仕事ができるとなれば、それは安心感にもつながる。お土産を買い損ねることもないだろう。
これまで、海外旅行や出張における機内での過ごし方といえば、長時間をいかにして「ガマン」するかという印象があった。だが、インターネットさえつながれば、いくらでも暇つぶしができる。さらに、仕事もできるとなれば、JAL SKY Wi-Fiという選択肢は大いに歓迎されるだろう。
「もちろん、機内でゆっくりと休んでもらえる環境も重要です。しかし、眠れない人、仕事をしなくてはならない人などにとって、新たな選択肢を提供することも重要なのです。『JALなら機内でも好きなことができる』。そういう視点でJALを選んでもらえるようになれれば、と考えています」(江幡氏)
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