項目 | 仕様 |
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製品名 | BSMPB0140WH(バッファロー) |
価格 | 直販サイト価格1万2800円 |
容量 | 4000mAh |
出力用USBポート数および出力電流 | 2ポート合計3A |
充電回数 | 500回 |
重量 | 183グラム |
「超急速チャージ」をうたうモバイルバッテリー。容量4000mAhではあるが、フル充電にかかる時間はおよそ47分という。実際試用してみても、確かに1時間程度でフル充電できている。なぜか?
この秘密は、実は付属のACアダプターにある。ノートPCのACアダプターを思わせる、比較的大ぶりのACアダプターが付属しており、これをモバイルバッテリー側の丸型端子に接続することで急速充電を行う。一般的なUSB-ACアダプターは5Vで1〜2アンペアの充電を行うのに対し、この製品のACアダプターは12Vで4.9アンペア。段違いの充電スピードを実現できるわけである。
ただ、USBでモバイルバッテリー自体を充電できるよう、電流入力用microUSB端子も備えている。こちらを利用した場合の充電時間はおよそ300分(1000mAh充電時)。容量を考えれば、普通か、ちょっと長めの充電時間といっていい。
また、「追っかけ充電」機能を備える。いわゆる「モバイルバッテリーと外部機器の同時充電機能」だが、入力電流の大きさによって、充電の挙動が若干異なる。
専用ACアダプターの重量はおよそ240グラム。モバイルバッテリーの重量が183グラムであることを考えると、この2つを同時に持ち歩く用途はちょっと考えづらい。宿泊を伴う出張などに持参する場合は、通常速度となるUSBでの充電を前提としておくべきだろう。
項目 | 仕様 |
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製品名 | DE-M01L-3530BK(エレコム) |
価格 | 直販サイト価格1万794円 |
容量 | 9600mAh |
出力用USBポート数および出力電流 | 2ポート合計3A出力 |
充電回数 | 500回 |
重量 | 256グラム |
前述の「CP-F10LSAVP」(ソニー)と似た、フラット形状のモバイルバッテリー。容量は9600mAh、重量は256グラムで、スペック面でも共通点がかなり多い。ただし、こちらの付属品はUSBケーブル(16センチ)のみで、ACアダプターが同梱されないのには注意が必要だ。
このモデルは外部機器充電用USBポートが2つあるが、それぞれ最大電流が1000mA、2100mAと異なる。タブレットを充電する場合は、「iPad/Tablet」と注意書きされた2100mAポートを選択することになる。
外見上の特徴は、非常に大きな液晶表示(緑色単色)によるバッテリー残量表示。充電・給電の様子が非常にはっきりとわかる。一方、1台のACアダプターでモバイルバッテリーと外部機器を同時充電する機能は備えていない。
大容量モデルゆえ、フル充電にかかる時間はACアダプター使用時でも11〜13時間とかなり長い。もちろん、フル充電しなくても50〜60%の残量があれば、緊急の備えには十分なる。充電し忘れに気付いたときも、諦めずに数十分〜数時間でも充電を試みてからでかけるといいだろう。
項目 | 仕様 |
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製品名 | QE-PL203(パナソニック) |
価格 | オープン価格(大手カメラ量販店販売価格5380円) |
容量 | 5800mAh |
出力用USBポート数および出力電流 | 2ポート合計1.5A |
充電回数 | 500回 |
重量 | 165グラム |
今回紹介する4機種の中では本体重量が唯一100グラム台(165グラム)のモデル。手のひらへのおさまりもよく、非常に軽量に感じる。容量5800mAhを確保しているのもうれしい。一方で出力電流は2ポート合計で1.5アンペアとやや低め。
今回は試せなかったものの、本機最大の特徴は「おくだけ充電」への対応だ。別売充電用パッドに載せるだけで、ケーブル接続をすることなくQE-PL203に充電できる。すでにおくだけ充電対応スマートフォンを利用している人であれば、このQE-PL203をチョイスするメリットは大きい。もちろん、充電パッドを用意しないUSBケーブルでの充電も可能(ACアダプター別売)。
また、ケーブル巻き付け機構付きのアタッチメントが標準で付属する。モバイルバッテリー本体と一体感のあるデザインが特徴で、例えばカバンの中に収納した状態で機器を充電するのに役立つ。ただしケーブル部分がかなり短いため、10インチ級のタブレットかつ充電端子の配置などによっては、使いづらく感じることもあるかもしれない。手持ちのケーブルの流用なども検討してみよう。
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