以前「仕事の効率化について、小学二年生から学んだこと」という記事でも書きましたが、マルチタスク化がイコール効率化というのは絶対ではない、と思っています。
複雑な仕事を同時にすれば、集中力の分散につながることもあり、ピークパフォーマンスを引き出せないケースも考えられるからです。
限られた資源を、いつ、どこに、どれだけ使うか。常にマルチタスクで動く必要はありませんし、使える資源は基本的に限られています。
今、何をすべきかを判断することは、自分で判断することも大事で、そういうスキルを求められることもありますが、誰かに聞いてはダメというルールもないと思います。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です。分からなければ誰かに相談するのも手です。
できるだけパフォーマンスを落とさずに、タスクを実行し続けられるか。この積み重ねが生産性の維持、向上を支えるために必要なことになると思います。
シングルタスク、マルチタスクにこだわり、一時的な生産性向上を目指すのではなく、トータルでいかにロスを減らすかという考え方も、大切です。
目的と目標。私はこの2つの言葉の意味を、次のように捉えています。
目的設定は1つでも、それに対する目標設定は複数あります。例えば、ゴールまで一定のスピードで走る方法もあれば、速度を付けて走る方法もありますよね。
ただし通過点である目標を意識していないと、気が付かないうちに次の目標地点に行ってしまい、残りがどれくらいあるのか分かりづらくなることもあります。
階段を登りながら、どこまで登ったら1番上(ゴール)なのか、今自分は何段目(通過点)まで来たのか分かっていたほうが、モチベーションやスタミナを維持しやすいのではと感じています。
つまり途中で目的や目標を見失わないことが、生産性向上には必須なのです。
生産性のアップを実感するには、やはり数字で見える化することが大事です。60分必要だった作業が30分になったというのは、とても分かりやすいですよね。
また、その30分を無理して15分にするよりは、別のタスクを半分の時間にしていくという柔軟な思考も必要です。
そのために必要な目的と目標も明確にすると、やるべきことも見えてくるはずです。そして何よりも「自分の得意パターン」を見つけましょう。見つけるにはさまざまな方法を試しながらの実践、これが一番の近道です。
※この記事は、誠ブログの仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法:生産性をアップさせるために必要なのかな?と思う幾つかのことより転載、編集しています。
誠ブログでは、ブログを執筆してくださるブロガーを募集中です。詳細については、「誠ブログとは?」、「FAQ」をご覧下さい。