生産性をアップさせるために必要なのかな? と思ういくつかのこと仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法(2/2 ページ)

» 2013年08月01日 11時11分 公開
[長谷川渉,Business Media 誠]
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生産性アップの方法その2:選択と集中をうまく使う

 以前「仕事の効率化について、小学二年生から学んだこと」という記事でも書きましたが、マルチタスク化がイコール効率化というのは絶対ではない、と思っています。

 複雑な仕事を同時にすれば、集中力の分散につながることもあり、ピークパフォーマンスを引き出せないケースも考えられるからです。

 限られた資源を、いつ、どこに、どれだけ使うか。常にマルチタスクで動く必要はありませんし、使える資源は基本的に限られています。

 今、何をすべきかを判断することは、自分で判断することも大事で、そういうスキルを求められることもありますが、誰かに聞いてはダメというルールもないと思います。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です。分からなければ誰かに相談するのも手です。

 できるだけパフォーマンスを落とさずに、タスクを実行し続けられるか。この積み重ねが生産性の維持、向上を支えるために必要なことになると思います。

 シングルタスク、マルチタスクにこだわり、一時的な生産性向上を目指すのではなく、トータルでいかにロスを減らすかという考え方も、大切です。

生産性アップの方法その3:目的と目標をはっきり意識する

 目的と目標。私はこの2つの言葉の意味を、次のように捉えています。

  • 目的:現実的に達成すべき、最終ゴール
  • 目標:目的達成のために必要になる、通過点

 目的設定は1つでも、それに対する目標設定は複数あります。例えば、ゴールまで一定のスピードで走る方法もあれば、速度を付けて走る方法もありますよね。

 ただし通過点である目標を意識していないと、気が付かないうちに次の目標地点に行ってしまい、残りがどれくらいあるのか分かりづらくなることもあります。

 階段を登りながら、どこまで登ったら1番上(ゴール)なのか、今自分は何段目(通過点)まで来たのか分かっていたほうが、モチベーションやスタミナを維持しやすいのではと感じています。

 つまり途中で目的や目標を見失わないことが、生産性向上には必須なのです。

まとめ

 生産性のアップを実感するには、やはり数字で見える化することが大事です。60分必要だった作業が30分になったというのは、とても分かりやすいですよね。

 また、その30分を無理して15分にするよりは、別のタスクを半分の時間にしていくという柔軟な思考も必要です。

 そのために必要な目的と目標も明確にすると、やるべきことも見えてくるはずです。そして何よりも「自分の得意パターン」を見つけましょう。見つけるにはさまざまな方法を試しながらの実践、これが一番の近道です。

※この記事は、誠ブログ仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法:生産性をアップさせるために必要なのかな?と思う幾つかのことより転載、編集しています。

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