「がんばらなきゃ」と思っている時点で、その背景には「やりたくない」という感情がどこかしらにあります。この時点で、やる気やエネルギーが湧いてくるはずがありません。
けれども、一般的にはこの感情を無視して、なんとか気合いで乗り切ろうとします。また、やる気は「出す」ものではなく、「出てくる」ものなのに、無理に「出そう」としてしまうので、出てこない自分のことを責めたり、自信を失ってしまったりする人も少なくありません。
それならば、無理に「がんばる」のではなく、自然に「がんばりたくなる」環境をつくっていくことのほうが大事なんじゃないかと思います。
自然に「がんばりたくなる」環境を作るために、私が意識的にやっていることを4つ挙げてみました。
「がんばらない」と決める
「がんばらなきゃ」と思っている、その背景には「やりたくない」があります。
しかし、がんばる習慣がある人ほど、目の前にあることが思ったような成果になっていないと「もっとがんばらなきゃ」と思い、つい、がんばってしまいます。そこで、私は「がんばらない」と決めています。
「がんばらない」と言っても「ダラダラ仕事をする」や「途中で投げ出す」という意味ではありません。自然と「がんばりたくなる」環境を作りたのです。「がんばらない」と決めておくことで、つい「がんばらなきゃいけないモード」に入りそうな自分に気付くことができます。そうすれば「このままがんばるか、それとも別の方法を探すか」という選択肢を持つことができます。
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