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2009手帳特集“超”入門編:iPhoneは「超手帳」と言えるのか (2/2)

[舘神龍彦,Business Media 誠]
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紙の手軽さを超えられるか

 ただし、手軽さという意味ではやはり紙に軍配が上がる。ポケットからさっと取り出してメモするジョッターやロディアのメモ帳のような、瞬間的に取り出して瞬間的に記録するすばやさがそれだ。

 まずロックを解除し、あるいはパスワードを入力してからようやく利用可能になるiPhoneにはこういう“操作感”は望めない。この点が克服されるのはまだしばらく先になりそうだ。

 また、物理的質量がある点も紙のアドバンテージだろう。メモ用紙やカードなどは、1枚1データの形式を守ればKJ法的な編集もできる。PCでは、アイデアプロセッサなどのソフトがあるが、iPhoneの画面サイズは、その種のソフトを使うにはやや小さい。

 記入時に手軽に色分けができることも紙のメリット。マルチペンの色を瞬時に切り替えながら記入する情報を色分け≒意味わけできる。同じことはデジタルな手段でもできる。だが、マルチペンのユーザーなら誰でもやっているような、インク色をすばやく切り替えて書き分けるワザはiPhoneの小さな画面だと難しそうだ。

 物理的質量を持つがゆえの手軽さ、それにリッチさや表現力、あるいはマルチペンやシャープペン、万年筆など多彩な入力(≒表現)手段を持つ点は、現状のデジタルデバイスがどうあがいても到達できないように思える。

最強なのは“組み合わせ”

 ただ、実際には多くの人がiPhoneと手帳(またはメモ、ノート)を使い分けているのではないか。わたしは手帳ユーザーの集い「手帳オフ」をたまに開催している。2月の会のテーマは、「iPhoneと手帳」だったが、参加者のほとんどがこの2つの道具を使い分けていた。ほとんどiPhoneを使うという人も、メモには紙やノートを利用すると話していた。

 どちらかにこだわるのではなく、それぞれの役割を決めて併用する。

 わたしの利用パターンも、iPhoneと手帳の併用だ。iPhoneではスケジュールのバックアップに加え、Dropboxなどの各種アプリを利用。手帳には予定を記入し、メモ帳にはアイデアのメモをする。無理も気負いもなく使い続けて、自然にルールを見いだしていこうと考えている。

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