ユニクロのビジネスモデルも――「図解思考」でメモが変わる(応用編)世の中「四角形と矢印」でできている(2/3 ページ)

» 2009年11月26日 10時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]
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「6つの分解軸」で、分析能力を高める!

 「分解」的な視点は、図解通訳を行なう上で欠かせないものです。ほとんどの問題は、分解するまではその問題点が明らかになりません。分解して、新しい発見があってこそ、問題解決のための取っ掛かりが見つかるものです。分析的能力を高めるためには、この分解する力が非常に重要です。

 分解にはいくつかのアプローチがありますが、大きく分けて、構成要素、各要素の絶対的な量、要素を比較した場合の割合(相対量)、2つの変数や評価軸で分解する、時間軸で分解など多様なアプローチ方法があります。目的によって選択する軸は変わります。

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6つの軸で分解する図解通訳の表現例

 実際に6つの軸で分解した場合に、どのような図解表現になるのでしょうか? その代表的な「カタチ」をピックアップしてみました。

 例えば売上1つとっても、分解する軸はさまざまです。要素、絶対量、割合、変数、評価軸、時間軸など6つの軸で分解する複眼的な視点を持つことが重要です。

photo (1)「要素」に分解 事業カテゴリや販売チャンネルで分類してみる
photo (2)「絶対量」で分解 事業を売り上げの絶対額で比較してみる

photo (3)「割合」で分解 全体に占める各事業の売り上げ構成を割合で示す
photo (4)「変数」で分解 表にして、エリアを縦軸、商品を横軸にとって売り上げ額をプロットしてみる

photo (5)「評価軸」で分解 機能とデザイン性という評価軸で各事業や商品のポジションとその大きさを表してみる
photo (6)「時間軸」で分解 年間の売り上げを月別、四半期別など時間軸で分けてみる

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