本田技研工業は9月27日、ハイブリッドスポーツカー「CR-Z」をマイナーチェンジした。リチウムイオンバッテリーを同社のハイブリッドモデルで初めて採用し、出力が約1.5倍となった。価格は236万5000円〜263万円。
搭載するエンジンは1.5リッター直列4気筒SOHCエンジン(i-VTEC)だが、高回転型に変更。最高出力は87キロワット(118馬力)/6600rpm、最大トルクは144ニュートンメートル/4800rpm(6速MTモデルの場合、88キロワット(120馬力)/6600rpm、145ニュートンメートル/4800rpm)となり、特に5400回転以上の領域で出力・トルクが向上している。
また、モーターの最高出力も15キロワット(20馬力)/2000rpm、最大トルク78ニュートンメートルと従来モデルからおよそ1.5倍に強化した。これはバッテリーを、従来のニッケル水素からリチウムイオンへの変更により、100ボルトから144ボルトに高電圧化したことによる。なお、バッテリーが変更されても荷室容量はほぼ変わらない。
走りの面では、新しく「PLUS SPORT」システムを搭載する。これは時速30キロ以上で走行中にステアリング内に設置した「PLUS SPORT」ボタンを押して、アクセルを少し踏みたすと、ペダルが低開度であってもスロットルバルブを全開にしつつ、モーターアシストも最大にするもの。瞬時に得られる加速感は、「3リッターV6エンジン並み」(同社)という。
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