「思考をトレードする」 デザインタイド トーキョー 2011(1/5 ページ)

» 2011年10月01日 16時36分 公開
[草野恵子,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 毎年恒例となった秋のデザインイベント「デザインタイド トーキョー」が、2011年も10月29日〜11月3日に開催される。トレードショーとしての機能はもちろん、デザインをテーマにさまざまなジャンルの人々が集い、気付きを喚起するようなメッセージを発信する場として毎年進化を遂げている。7年目を迎えるデザインタイド トーキョー、今年の気になるポイントをいち早くピックアップ。

今年のメイン会場構成は?

エキサイトイズム
エキサイトイズム

 毎年注目を集めるのが、メイン会場の会場構成を手がけるデザイナー。今年は家具や工業製品を手がけるプロダクトデザイナー、中坊壮介さんだ。中坊さんは、松下冷機デザインセンター、良品計画企画デザイン室、ジャスパー・モリソンのロンドンオフィス勤務を経て自身の事務所を設立したばかり。昨年、一昨年と建築家による会場構成が続いていただけに、プロダクトデザイナーである中坊さんの構成がどんなものになるか期待が高まる。中坊さんは「重要なのは、光」と明言。1300平方メートルというスペースがどういったプランで構成されるのか注目。

新たなコンテンツ「TIDE FOCUS」「TIDE TABLE」

 今年新たにスタートするコンテンツもある。招待作家による作品発表「TIDE FOCUS」は、今年ならではの提言をデザインタイド トーキョーから発信する役割を担うという。ロンドンからヴァハカン・マトシアンさん、ヘルシンキからミカ・トルバネンさん、日本からも真鍋大度さんが発表予定だ。

エキサイトイズム (左)ヴァハカン・マトシアン氏「Fruitscity」 ロンドンを拠点とするソーシャルプロジェクト。街の中のフルーツの分布情報を集めてマッピング。フルーツの活用法やジャムのレシピ、フルーツを採るための道具などを提案する。(右)ミカ・トルバネン氏

 また、トークイベント「TIDE TABLE」も開催される。さまざまなテーマからデザインと社会を結ぶ議論が展開される予定。詳細は随時公式サイトで発表される。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.