『RED/レッド』は、「年上のカレは元スパイ? 初デートは危険がいっぱい」なハーレクインロマンスな話アノ映画ざっくりレビュー

» 2011年02月10日 08時00分 公開
[櫻井輪子,Business Media 誠]
ザックリレビュー

 『RED/レッド』はざっくりいうと、年金生活決め込んでた元CIAエージェントが昔かかわったヤバいヤマのせいで消されそうになるんだけど、やっぱり引退決め込んでる仲間を集めて巨大な陰謀に立ち向かうってことで薬莢まき散らしてドンパチやって、いやーやっぱり現場はイイねっ! っていう話。

ザックリレビュー

 話は単純なスパイもの。主演のブルース・ウィリスはいつもの感じで目新しさはないものの、脇を固める豪華な面子が他の作品じゃ見られないハジケた演技を見せてくれるのがウリ! 特に『クイーン』で現英国女王を演じてオスカーを貰ったヘレン・ミレンの銃のぶっ放しっぷりは庭で芝刈りでもしてんのか? という風情でとっても素敵。自国アメリカの陰謀に立ち向かうために元KGBエージェントのロシア大使館員に助力を求めるあたりも皮肉が効いていてイイ。オヤジ&爺スキーにはたまらない映画です。

あらすじ

年金課の女性サラにご執心なフランクは引退生活を満喫中の元CIAエージェントだ。ある夜、正体不明の暗殺部隊の襲撃を受けたフランクはサラにも危害が及ぶことを察し、初対面の彼女を拉致して逃亡。かつての仲間たち「R(etierd)E(xtremely)D(angerous)=引退した超危険人物」を集めて、CIAの陰謀に立ち向かう。

櫻井輪子(さくらい・わこ)

映画好きが高じて、コラムを書いたりもするイラストレーター。『WOWOWマガジン』『問題小説』『てぃんくる』などでイラストコラムを執筆。『Tokai Walker』の金子裕子さんのコラム「セレブ診療所」にコマ漫画を付けている。過去には『DVD&ビデオでーた』でビデオレビューのイラストコラム、『DVDでーた』で記者会見をレポするコラム『現場から櫻井輪子でした』を連載。

著書に『「へのへのもへじ」から始める 世界一カンタン! イラスト練習帳』がある。公式サイト「SakuraiWako'sめカラうりぼう」。


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