夏のボーナス「増額予定」は33%、エン・ジャパン調べ

» 2015年06月23日 19時35分 公開
[ITmedia]

 昨年の夏のボーナスに比べて、2015年の支給予定額に変化はありますか? 中途支援サイト「エン 人事のミカタ」(運営:エン・ジャパン)を利用している企業に聞いたところ、54%は「昨年と変わらない」としたが、「増額予定」は33%と2年前の同調査と比べて8ポイント増加していることが分かった。「円安の影響から輸出関連の企業が業績好調であることや、政府の賃上げ要請がボーナス増額の一因になっているのではないか」(エン・ジャパン)

 「増額予定」の回答が多い業種は「広告・出版・マスコミ関連」(46%)がトップ。次いで「金融・コンサル関連」(44%)、「商社」(41%)と続いた。

2014年の夏季賞与と比較し、支給額に変動はありますか? (業種別:出典:エン・ジャパン)

 「増額予定」と答えた企業に増額率を聞いたところ「1〜3%」(24%)が最も多く、次いで「3〜5%」(21%)、「7〜10%」「15%以上」(いずれも10%)という結果に。増額理由の1位は「業績が好調」(80%)、以下「社員の意欲向上」(54%)、「消費税増税、物価上昇への対応」(16%)、「景気との連動」(15%)だった。

減額率と減額理由

 一方、昨夏のボーナスに比べて、2015年の支給は減額する予定と答えた企業に、減額率と理由を聞いた。減額率は「15%以上」と「分からない」が最も多く27%。減額理由は「業績不振」(73%)が圧倒的に多かった。

夏のボーナスを減額する理由(出典:エン・ジャパン)

 インターネットによる調査で、エン 人事のミカタを利用している企業299社が回答した。調査期間は4月15日から5月19日まで。

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