自分に“プレミア感”をつけて昇給を狙え!?投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2014年05月24日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]
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 いつも食べているお気に入りのお菓子。その高級版があったら、きっと買ってしまいますよね(お財布に余裕があったら)。好きな味がもっとおいしく……と考えたら、手を出さないわけにはいきません。

 こうした“プレミアム商品”は「キットカット オトナの甘さ」、「くちどけハッピーターン」、「大人のきのこの山」、「大人のたけのこの里」、「大人のLOOK」、「アーモンドプレミオ」、「マカダミアプレミオ」、「ホームパイ贅沢仕立て」、コーヒーでは「BOSS贅沢微糖」など、さまざまな商品が出ています。古くはビールの「プレミアムモルツ」、新しいところではソーセージの「The GRAND アルトバイエルン(グランドアルト)」も高級路線の製品でしょうか。

 ある商品について、何段階かの価格帯があると、その中間を選ぶ人が多いというデータがあります。従来品とワンランク上のバージョンだと2段階ですが、1つのタイトルで異なる価格帯の商品を用意するのは、単価を上げようとする企業側の戦略かもしれません。

 プレミアム商品の多くは、2013年秋〜2014年初めに発売しています。人々の“節約疲れ”や、アベノミクスでの景気回復が背景にあったのでしょうか。「くちどけハッピーターン」の亀田製菓を除いては、これらを発売した企業の株価も好調に推移しています。プレミアム化戦略を取った企業は“買い”ですよ! スーパーの商品棚をチェック……と思いましたが、日経平均とほぼ同じように上昇しているので、特にそれが原因ではないのかも。何はともあれ、株価が上がるのはいいことですけどね。

 オトナの甘さ、と言えば”甘さひかえめ”“甘すぎない”というようなイメージですが、あずさのようなことをするとただの“カンジ悪い人”になるので要注意です。まれに変わった趣味の人から、プレミアムな好意を寄せられる可能性もあるかもしれませんが(笑)。

編集Iのつぶやき

キットカットのプレミアム製品「キットカット オトナの甘さ」はヒット商品となりました……が、今はなんと、1本300円以上もする超高級キットカットもあるんです(参考記事)。数量限定の商品で、毎日すぐに売り切れるのだとか。食べてみたい……。


カブジェネが単行本になりました!

本連載『カブ・ジェネレーション』が単行本『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)となって、2013年11月26日に発売しました。ハゲタカくんのスピンオフや作者自身のしょっぱい過去、オススメ(?)優待情報などなど、本でしか読めない描き下ろしも盛りだくさん。あずさとはるかの投資を巡るドタバタコメディ、どうぞお楽しみください!


 →『新感覚投資コメディ 株に恋して』(中経出版)


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が2013年11月26日に発売。「ハゲタカくんの華麗な日常」ほか描き下ろし漫画もたくさん。


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