クルマとスマホが連携する時代は近い?誠 Weekly Access Top10(2014年1月20日〜1月26日)

» 2014年01月29日 17時30分 公開
[池田憲弘,Business Media 誠]

 「Business Media 誠」の記事アクセスランキング「誠 Weekly Access Top10」。今回は2014年1月20日から1月26日までの集計です。

 前週の1位は神尾寿の時事日想より、「NTTドコモが『第3のOS』Tizenスマホを販売延期した理由」でした。Android、iOSと対抗するために開発が進んだスマートフォン用OS「Tizen」ですが、その活路はスマホではなく、自動車業界などにあると神尾氏は述べています。

 2位はスポンサー8社がCM放送を見合わせることとなった、日本テレビ系列の連続ドラマ「明日、ママがいない」について述べた記事「赤ちゃんポストに預けられた子供が「ポスト」と名乗るドラマの何が問題なのか?」となりました。日本テレビは当初の予定通り全9話を放送する意向を示しており、今後も話題に上がることになるでしょう。こうした一連の“炎上”騒ぎを見て、内容が気になって視聴した人もいるのではないでしょうか。

 このほか、日本の採用事情に異議を唱えたサカタカツミ氏の「誘っておいて面接で落とす――ここがヘンだよ日本の人事」や、競技フィギュアスケートを引退した安藤美姫氏の去就について触れた「安藤美姫はどこへ行く?――韓国フィギュア界もラブコール」も人気でした。

スマホ連携のクルマってどんなもの?

 1位の記事「NTTドコモが『第3のOS』Tizenスマホを販売延期した理由」では、Tizenの車載情報機器向けプラットフォーム「Tizen IVI」について触れていましたが、スマホと自動車の連携機能は現在盛り上がっている技術の1つです。

 Tizen IVIはこれは2013年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2013」のインテルブースで展示されていたコンテンツですが、カーオーディオをスマホから操作できたり、社内のディスプレイでFacebookやメールをチェックできたりと、なかなか便利です。「専用のアプリも社内のディスプレイからダウンロードできるようになる」(説明員)とのことでした。

photo Tizen IVIを用いた車内ディスプレイのデモ。音楽や車内環境、SNSやメールの情報が一覧できる
photo スマートフォンからカーオーディオを操作することも可能だという

 スマホ連携ではないですが、自動車運転中の居眠りを防止するシステムも富士通のブースで展示されていました(開発中の参考展示)。これは耳にクリップをはさみ、心拍数の変化を計測して運転者の眠気を検知するシステムで、データの分析はスマートフォンで行います。技術が進めば、データの分析をスマホではなく車内のコンピューターで行うこともできるでしょう。これらの技術はそれぞれ2015年ごろの実用化を目指しているとのこと。どのような形で製品になるのか楽しみです。

photo クリップを耳にはさんで心拍数を計測。心拍数の変化をスマホで分析し、運転者の眠気を判断する仕組みだ。ちなみに実用化に至らない理由は、事故につながることなので非常に高い精度が求められるためだという

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