今週の日曜日、7月21日に迫った参議院選挙。最近、選挙のたびに問題になっているのが「若者の投票率の低さ」。今回はそもそもの投票率も下がると予想されており、若い人の投票率もさらに低くなるのではないかと思われます。
……という話をすると、毎回返ってくる反応が、「なぜ選挙に行かなきゃいけないの?」「選挙に行くとなにかいいことがあるの?」というもの。しかし、若者の投票率が1%下がるごとに年間13万5000円若者自身が損をする(参照記事)、という試算があるほど。投票に行かなきゃいけないというよりは、投票に行かないと、回り回って自分に損が返ってくる……というのが事実ではないかと思います。
最近は、地元飲食店の協力で、選挙に行くと割引を受けられる(参照リンク)などのサービスや、日曜日に選挙に行く、と宣言するとアイスがもらえる(参照記事)なんてキャンペーンもやっています。日曜日に用事がある人は期日前投票もあるし、投票に行ってみてはいかがでしょうか。
とはいえ、選挙に行くのはいいとしても、誰に入れたらいいのか分からない、入れたい人が別にいない……という気持ちも、よく分かります。そこでここでは、投票日直前の今からでも間に合う、役に立ちそうなサイトを紹介します。
「支持政党なんかないし、そもそもどこに入れたらいいのかさっぱり分からない」という人にオススメしたいのが“ボートマッチ”と言われるサイト。いくつかの質問に答えていくと、自分の考えがどの政党やどの候補者に近いかが分かります。
ネット上にはボートマッチサイトがいくつかあるのですが、ここでは私が試したなかでも比較的回答しやすかったサイト2つ、Yahoo! みんなの政治内コンテンツ「政党・候補者との相性診断」と、毎日新聞が提供している「えらぼーと」を紹介します。
争点がない、と言われる今回の参院選ですが、自分が気になっているポイントに絞って見てみるのもいいと思います。えらぼーとに比べると、Yahoo!の相性診断のほうが、分野が「憲法」「経済」「TPP」「原発」「税」「くらし」と大きい分類になっているので、まずはYahoo!で試してみて、もっと細かいところが気になったらえらぼーともやってみるといいかもしれません。
そもそも自分の住んでる場所の選挙区には誰が立候補しているんだっけ? という人もいると思います。各都道府県別の候補者一覧は総務省のページ(参照リンク)で見られるのですが、PDFがずらりと並んでいるだけでちょっと見づらい。
ここはやはり、新聞社の選挙特設サイトがよくまとまっています。選挙区別の議席数なども一目瞭然(りょうぜん)。個人的に見やすいと思う順に紹介します。MSN産経ニュースでは、ネット上で各政党に関してどれくらい書き込みがあるか、推移を追えるグラフが載っているのが面白いです。
もっと詳しく、各政党のマニフェストが見たい、という人もいると思います。「Yahoo!みんなの政治」はよくまとまっていて見やすく、情報量も多いです。
今回からネット選挙(運動)が解禁になったということで、各政党や候補者は、TwitterやFacebook、LINE、YouTube、ニコニコチャンネルといったさまざまなツールを使って自分の主張を発信しています。これらの要素が政党ごとに一覧できるようになっているのが「政治山」。もしマニフェストなどを見て、自分が気になる政党があったら、各種のアカウントをチェックして、SNSでフォローしてみるのもいいかもしれません。
→参議院議員選挙2013「マニフェスト・公約 比較表」(政治山)
ほかの人はどう考えているんだろう?ということが気になった人は、世論調査を比較して見られたり、政党支持率の変化を見られるサイトを見てみると参考になると思います。内閣支持率の変化も見られます。
以上、日曜日どこに投票するか、迷っている人に役立ちそうなサイトをまとめてみました。時間がない人は、最初に挙げたボートマッチサイト(「政党・候補者との相性診断」、「えらぼーと」)を試してみるだけでも違うと思います。
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