TOEICは就職活動に役立つ半年でTOEIC800点をとる方法(1/2 ページ)

» 2013年06月14日 08時00分 公開
[杉村健一,Business Media 誠]

集中連載「半年でTOEIC800点をとる方法」について

 本連載は、ムリやムダのないTOEIC勉強法を具体的に紹介する本として10万部を突破した、杉村健一氏著、書籍『ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 ――勉強する時間がない。というか、あまり勉強したくない。特に土日は遊びたい。結局、ラクにしかも早く点数を上げたい。リスニングが全然聞き取れないうえ、英文を読むのが遅すぎる。良い参考書で効率的に勉強したい――。こんな人は、決して少なくないでしょう。

 著者の杉村氏は英語が苦手で嫌いな上、海外経験もゼロ。しかも40歳以上。スキマ時間の活用法や目標の設定など、40代からでも決して遅くない、TOEICのスコアアップのための効率的な方法が満載の1冊です。


著者プロフィール:

杉村健一(すぎむら・けんいち)

 1965年、愛知県生まれ。二流私大卒のアラフィフ凡人サラリーマン。海外経験ゼロ、仕事で英語を使わない、外国人の友人もいないという、普段はまったく英語を使わない生活をしてきた。

 英語に関してはズブの素人で、勉強開始当初はリスニングはまったく聞き取れず、中学レベルからやり直すほど英語が苦手だった。しかし、わずか半年後の受験で885点、さらに2カ月の勉強で925点を獲得。

 現在は、友人や後輩を実験台にTOEICテストのテクニックや勉強法、参考書などを研究中。


TOEICのスコアは、人事採用側にとっても分かりやすい指標

 学生が就職活動をする際に、TOEICのスコアがアピール材料になるかが気になると思います。実は僕、以前新卒採用を担当していたのですが、日本の会社の場合、採用側にとって分かりやすい英語力の指標はやはりTOEICのスコアです。

 TOEFLは現在、120点満点のiBT(Internet-Based Testing)という形式です。しかし、採用側のおじさんやおばさんが若かったころのTOEFLは、677点満点のPBT(Paper-Based Testing)や300点満点のCBT(Computer Based Testing)だったのです。つまり、iBT方式で何点であっても、多くの採用担当者はそれが高いのか低いのかがよく分からないのです。IELTS、国連英検などもほとんどの採用側は知らないと思うので、正直お得とは言えません。

 英検も悪くはありません。でも結局のところ、就職活動のアピール材料としてベストなのはTOEICでしょう。社員でもスコアを持っている人が多く、採用担当者自身も受けたことがある場合が多いからです。

 会社によりどの程度重視するのかは違うと思いますが、英語力はないよりあったほうが絶対にいいので、就職活動でTOEICのスコアは持っておいたほうがいいでしょう。社員の平均英語力によって各社ごとに違いますが、商社など海外を飛び回る業界でなければ、650点もあれば使い方によってはプラスの要素になるでしょう。

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