先週最も読まれた記事は「NHKが、火災ホテルを『ラブホテル』と報じない理由」。2位は「なぜ“普通のオトコ”は、なかなか見つからないのか?」、3位は「借金大国日本で“踏み倒す人”が急増している理由」だった。
先日行った第8回ビジネステレビ誠でも取り上げた東京スカイツリー。開業日の5月22日はあいにくの雨だったが、東京スカイツリータウンと合わせた初日の来場者は約20万人と順調なスタートを切ったようだ。
しかし、実は筆者はその盛り上がりに少し違和感があった。その理由はBusiness Media 誠に掲載した関連記事のページビュー。
開業日にYahoo!ニュースの関連記事として紹介された郷好文さんの記事「“のぼらない”のも粋? 東京スカイツリーの楽しみ方」はよく読まれたのだが、同日にアップした同じく郷さんの記事「東京ソラマチ――“新しい下町”には未来へのとんがりがあった」はそれほど読まれなかった。また、「“のぼらない”のも粋? 東京スカイツリーの楽しみ方」ももともと掲載した1カ月前はあまり読まれていなかったのである。
Business Media 誠の読者は20〜30代男性が多いのだが、東京スカイツリーに関心がない人が多いように感じる。そういえばビジネステレビ誠の準備で東京スカイツリー周辺を取材した時も、観光客はお年寄りや小中学生がメインだった。
また、7月10日までは展望台に入るには予約してチケットを手に入れなければならないが、そのチケットのYahoo!オークションでの転売状況を見ると少し興味深いことが分かる。開業後初の日曜日である5月27日のチケットは非常に人気でペアで1万6000〜3万円程度と、通常の5000円(大人)よりかなり値上がりしている。
面白いのは平日のチケットがほとんど出ていないこと。オークションは5月22日と24日にチェックしたのだが、22日にはいくつか出ていたのだが、24日はまったく見当たらなくなっていた。22日に筆者が見た時は、平日のチケットはペアで3000〜8000円と、ほぼ買い値付近。24日に出品がなくなっていたのは、こうした状況下で出すことにメリットがないと感じた人が多いからではないだろうか。
そして、土日であっても5月27日のチケットは高騰しているのだが、それ以降については大きくは値上がりしていなかった。チケットの予約日が近づけば状況は変わるかもしれないのだが、スカイツリーブームというものが起こっているようにはここからは感じられなかった。開業後しばらくは各メディアが取り上げるとあって観光客は増えるだろうが、今後それが保たれるかどうかちょっと心配になった1件であった。
Business Media 誠編集部では今日(5月25日)21時から生放送番組「ビジネステレビ誠」をお送りします。今回は毎月の通常放送とは別の特別編として、緊急座談会「mixiのこれまでとこれからを(勝手に)考える」をUstreamとニコニコ生放送で生中継します。みなさんからのご意見もどんどん取り上げますので、ツイート、コメントをお待ちしています。
→「緊急座談会『mixiのこれまでとこれからを(勝手に)考える』を生中継――5月25日21時から」
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