給与はいくらほしい? 平成元年入社と平成生まれで違い(1/2 ページ)

» 2012年04月24日 13時30分 公開
[Business Media 誠]

 2012年度は、大卒新入社員として「平成生まれ」の男女が入社するタイミング。この「平成生まれ」の新社会人と「平成元年入社」の社会人(40代半ば)の間で考え方にどのような違いがあるのだろうか。

 平成元年入社の社会人に「新入社員のときに仕事において求めていたこと」を聞いたところ「やりがいを感じられること」(62%)と答えた人が最も多いことが、トレンド総研の調査で分かった。次いで「高い給与がもらえること」(47%)、「仕事を通じて知識やスキルが身につけられること」(28%)、「人間的に成長ができること」(25%)と続いた。

 一方、平成生まれの新社会人に「現在、仕事において求めていること」を尋ねると「やりがいを感じられること」(58%)がトップ。次いで「会社の人間関係が良好であること」(44%)、「人間的に成長できること」(32%)という結果に。「会社の人間関係が良好であること」と答えたのは半数近くいたが、平成元年入社の社会人は20%。平成生まれの新社会人は、より人間関係を重視する傾向がうかがえた。

仕事において求めているもの(出典:トレンド総研)

どこまで出世したいですか?

 平成元年入社の社会人に「入社当時、出世がしたいと思っていましたか?」と聞いたところ、61%が「思っていた」と回答。一方、平成元年生まれで「出世したいと思う」と答えたのは40%にとどまった。

 また「出世したい」と答えた人に、どこまで出世したいかを尋ねると、平成元年入社の社会人は「役員・幹部まで」(39%)、「部長まで」(38%)、「社長まで」(13%)と続いた。一方、平成生まれの新社会人は「課長・マネージャーまで」(30%)が最も多く、次いで「部長まで」(27%)、「役員・幹部まで」(22%)と続いた。「平成元年入社の多くが、出世を望む“野心家”である一方、平成生まれは多くを望まない“現実的”な人が多いようだ」(トレンド総研)

どこまで出世したいですか? (出典:トレンド総研)
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