電車内で、どんな放送を聞いてみたいですか

» 2010年05月19日 14時09分 公開
[Business Media 誠]

 電車内の放送で、どのような内容を聞いてみたいですか? 月に2〜3日以上電車に乗っている人(新幹線を年に1回以上利用している人を含む)に聞いたところ、JRや私鉄などでは「天候に関する情報提供、季節感のある言葉」(61.8%)と答えた人が最も多いことが、メディアインタラクティブの調査で分かった。このほか「特定の人に対して」(54.0%)、「号外などのニュース放送」(49.5%)、「明るいニュースの放送」(47.9%)と続いた。

 一方、新幹線では「風景について」(65.6%)と回答した人がトップ。以下「明るいニュースの放送」(53.3%)、「ビジネス、観光、外国人旅行客向けに」(50.5%)、「乗車券・特急券をチェックする際の言葉がけ」(40.1%)という結果に。

車内放送で期待すること(出典:メディアインタラクティブ)

 車内放送で温かい・うれしい気持ちになったことがあるという人に、その内容を聞いたところ「朝のラッシュ時に『窮屈な中ご乗車いただきありがとうございます』のような言葉。通勤電車に乗ることで『ありがとう』という言葉をかけられるとは思っていなかったのでうれしかった」(女性30代)、「電車の窓から花火が見えるとき、スピードが落ちて車内放送があった。乗務員の優しい心を感じうれしかった」(男性50代以上)、「日本がサッカーでワールドカップに出場することになったという放送を聞いたことがあり、乗客から歓声に近い声があがった」(男性40代)といった意見があった。

電車内で行っていること

 電車内ではどのようなことをしている人が多いのだろうか。「ボーッとしている」(48.7%)、「眠っている」(48.4%)、「本を読んでいる」(47.9%)、「考えごとをしている」(47.3%)と答えた人が目立った。一方、少なかったのは「オンラインゲームをしている」(1.7%)、「漫画を読んでいる」(6.0%)、「ワンセグなどのテレビや動画を見ている」(6.2%)、「ポータブルゲームをしている」(7.1%)という結果に。

電車内で行っていること(出典:メディアインタラクティブ)

 男女別で見てみると、「新聞を読んでいる」(男性21.1%、女性5.0%)や「雑誌を読んでいる」(男性24.4%、女性13.0%)は男性が女性を大きく上回った。一方で「メールをしている」(男性30.1%、女性50.6%)、「ボーッとしている」(男性42.4%、女性57.9%)のは女性が多かった。

 インターネットによる調査で、首都圏または関西圏に在住する1809人が回答した。調査期間は2009年11月18日から11月20日まで。

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